釜石市議会 > 2000-09-14 >
09月14日-04号

  • "定員"(/)
ツイート シェア
  1. 釜石市議会 2000-09-14
    09月14日-04号


    取得元: 釜石市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    平成12年  9月 定例会(第4号)           平成12年釜石市議会9月定例会会議録---------------------------------------          平成12年9月14日木曜日--------------------------------------- 議事日程第4号  平成12年9月14日(木) 定例会        午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 市政に関する一般質問(続)  7 (1) 大石小学校の統合について            22番 平舘議員    (2) 釜石市土地開発公社の充実について             〃    (3) CGC船の今後の見通しについて              〃    (4) 平田~上中島(源太沢トンネル)について          〃  8 (1) 行政改革について                13番 松坂議員    (2) 駅周辺の課題対応について                 〃    (3) 福祉行政について                     〃    (4) 観光行政について                     〃    (5) 交通機関の対応について                  〃  9 (1) 介護保険制度について              21番 斎藤議員    (2) 都市計画税廃止とまちづくり事業について          〃    (3) 広域行政について                     〃                                     以上  ------------------------------------- 本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名……………………………………………………… 108第2  市政に関する一般質問(続)  7 (1) 大石小学校の統合について        22番 平舘議員…………〃    (2) 釜石市土地開発公社の充実について         〃  ……… 109    (3) CGC船の今後の見通しについて          〃  …………〃    (4) 平田~上中島(源太沢トンネル)について      〃  …………〃  8 (1) 行政改革について            13番 松坂議員……… 122    (2) 駅周辺の課題対応について             〃  …………〃    (3) 福祉行政について                 〃  ……… 123    (4) 観光行政について                 〃  …………〃    (5) 交通機関の対応について              〃  …………〃  9 (1) 介護保険制度について          21番 斎藤議員……… 136    (2) 都市計画税廃止とまちづくり事業について      〃  ……… 137    (3) 広域行政について                 〃  ……… 138  ------------------------------------- 出席議員(25名)                 議長   小沢和夫君                 副議長  鈴木正幸君                  1番  菅原規夫君                  2番  川崎勇一君                  3番  赤崎光男君                  4番  佐々木義昭君                  5番  小笠原多子男君                  6番  岩間勘二君                  7番  野田忠孝君                  8番  武田直美君                  9番  山崎長栄君                  10番  藤井修一君                  11番  藤原茂實君                  13番  松坂喜史君                  14番  東 隆人君                  15番  菊池正明君                  16番  秋元厚子君                  17番  佐藤一夫君                  18番  千葉勝男君                  19番  小野寺英雄君                  20番  平松福一君                  21番  斎藤正子君                  22番  平舘幸雄君                  23番  佐野金吾君                  24番  島林兼雄君 欠席議員(1名)                  12番  両川敏之君  ------------------------------------- 説明のため出席した者              市長      小野信一君              助役      赤司淳也君              収入役     正木 等君              総務企画部長  小山 士君              民生部長    古川鶴松君              経済部長    桑畑喜一君              建設部長    吉田幸男君              総務課長    和泉重勝君              財政課長    矢浦一衛君              税務課長    川畑誠一郎君              企画課長    佐野善次君              福祉事務所長  佐藤恵寿君              福祉事務所                      佐々木諭君              主幹              観光物産課長  佐々木重雄君              都市計画課長  高橋清一君              市民病院                      船越 毅君              事務長              水道事業所長  伊藤昭男君              教育長     塚本希之君              教育次長    飯岡保勝君              学校教育課長  樋口賢一君              学校教育課                      阿部 典君              主幹              社会教育課長  尾形新悦君              体育振興課長  菱沼清治君              学校統合                      岩鼻 弘君              推進室主幹              学校給食                      末永正志君              センター所長              図書館長    栗沢 廣君              監査委員    大橋龍夫君  ------------------------------------- 事務局職員出席者              事務局長    藤原宏昭              事務局長補佐  佐々木裕一              議事係長    古川至言  -------------------------------------                午後1時会議を開く ○議長(小沢和夫君) 本日の出席議員は24名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。欠席の届け出は、12番両川敏之君の1名であります。 ただいまから本日の会議を開きます。本日の議事は、お手元の議事日程第4号により進めます。  ------------------------------------- ○議長(小沢和夫君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により議長において16番秋元厚子君及び17番佐藤一夫君を指名いたします。  ------------------------------------- ○議長(小沢和夫君) 日程第2、市政に関する一般質問を行います。順次質問を許します。22番平舘幸雄君、登壇を願います。(拍手) 〔22番平舘幸雄君登壇〕 ◆22番(平舘幸雄君) 21世紀の一員として、通告に従い質問いたしますけれども、質問は簡潔にいたしますので、答弁も簡潔にお願い申し上げまして質問に入ります。 12日、市長報告がなされました大石小学校の統合について質問いたします。 当大石小学校は、 127年の歴史のある学校であり、一時は 100人以上の生徒数を数えたこともあります。時代の変化により生徒数も減少し、現在は生徒数7名、職員と用務員で6名であります。したがいまして、この統合問題は長い長い間の懸案事項でありました。私も、議会で再三この問題を取り上げてまいりましたけれども、子供たちの将来を考えれば、私も賛成の一人であります。教育長を初め職員においては、今年初めから積極的に地域の皆さんと、特に大石町内会長を初め役員、またPTAの役員と取り組んできた経過に敬意を表するものであります。 大石地域の8月25日の全員集会には、私も地元議員として、秋元議員とともに出席しております。そこで、今までの取り組みと今後の見通しを、また諸条件等、具体的に説明を求めておきます。 次に、釜石土地開発公社の充実について。 私も、微力でありますけれども、当公社の監事を務めておりますけれども、公社の研修視察において、ある市や町においては釜石より小規模な自治体であっても、市や町においては専従職員を配置して、数十億という事業に取り組んでおります。当市においても専従職員を置き、積極的に取り組むべきと考えますけれども、その考え方を求めておきます。 3点目は、これまた12日に市長報告されましたCGC船の今後の見通しについて。 昨年3月に、市並びに港湾振興局…協議会が一体となって取り組んだポートセールス活動の成果として、既に定期就航している自動車専用船であるPCC船から、一般雑貨と自動車専用である…混載船であるCGC船に変更となりました。港湾を主軸とした物流拠点都市を目指す釜石にとって、大きな基盤が築かれたものと考えます。これまでの市長の精力的なポートセールス活動に敬意を表するものであります。 CGC船については、現在主にトヨタ車の陸揚げをしており、関東自工製のトヨタ車を積載し、就航しておるようでありますけれども、今年11月から関東自工製トヨタ車の積み込みに大きな…大幅に期待を持てるようでありますけれども、市長のポートセールスの今までの取り組んだ経過と今後の見通し、そして公共埠頭の整備状況の見通し等を求めておきます。 最後に、平田上中島線源太沢トンネルについて。 平田上中島線トンネルについては、私は再三議場においても幻のトンネルでないのかと取り上げてまいりましたが、計画されて20年を経過しようとしております。上平田ニュータウン分譲の際の岩手県住宅供給公社の釜石市の分譲条件の一つであったようであります。今年6月3日に、平田地区3町内会、上平田ニュータウン町内会上平田町内会平田町内会が、源太沢トンネル実現を求める集会を開いたようであります。これには私も出席しておりましたけれども、次回の集会は唐丹地区、源太沢地区網羅した集会を計画しておるようであります。 トンネルの重要性は、三陸縦貫道及び 283号線、仙人道路のインターへと続く主要なトンネルと考えられます。特に、唐丹地区、平田地区にとっては救急車が県立病院、せいてつ病院等に行く場合の重要なルートと考えられます。また、平田埋め立て地の利用にも大きく影響を与えるものと考えております。以前の質問の中で当局は、特に建設部長、かつての前助役は、現在市道認定しておりますけれども、この市道を県道に昇格して積極的に取り組むという答弁なされておりましたけれども、その後相当の時間が経過しております。今までの取り組みと、今後の考え方を求めておきます。 以上をもちまして壇上からの質問は終わりますけれども、関連は自席から行います。御了承、まことにありがとうございました。(拍手) ○議長(小沢和夫君) 市長。 〔市長小野信一君登壇〕 ◎市長(小野信一君) お答えをいたします。 私は、昨年5月、市長に就任して以来、関係省庁、県に対し、釜石港の港湾施設整備機能確立のため官民一体となって活動しております釜石港湾振興協議会を中心に、要望活動を行ってまいりました。また、海運会社並びに県内企業はもとより県外企業に対しても、機会をとらえ、釜石港のPR、利用促進についてのお願いを行ってまいりました。平成11年度は、釜石港湾振興協議会によるものも含め41社を訪問し、12年度に入りましては、4月に就任した赤司助役とともに、県内企業はもとより名古屋方面の企業も含め20社を訪問するなど、ポートセールスを展開しております。 今後におきましては、引き続き県内企業、県外企業を訪問し、継続利用、新規利用のお願い、特にも昨年度も行いました名古屋方面の企業開拓を行ってまいりたいと存じます。また、本年11月に東京において開催されます県が主催の4港合同ポートセミナー、同じく年明けには北上市においても開催されますことから、これらに対しましても積極的に参加し、釜石港の利用を訴えてまいりたいと思います。 CGC船に関しては、平成11年3月より名古屋と釜石港を定期的に就航しており、地元で生産される線材をベースカーゴとして多種多様な貨物を輸送しており、平成11年10月にはトヨタ車のCGC船による本格的な輸送も開始され、順調に推移いたしております。12日の市長報告で申し上げましたが、今年11月より金ケ崎町の関東自動車工業株式会社岩手工場において生産されておりますアルテッツァーの欧州向け輸出仕様車が、釜石港よりCGC船を利用して積み出されることが決定いたしました。これによりまして、今以上にCGC船の質、出荷のバランスを図られ、改めて釜石と名古屋周辺及びそれ以西を結ぶ定期航路として位置づけされるものと確信をいたしております。 今後は、県内貨物の将来動向等を調査検討しながらポートセールスを行い、釜石港の利用促進、ひいては釜石市の振興・発展に結びつくように努力してまいる所存であります。 次に、公共埠頭の整備状況につきましては、マイナス11メーター岸壁並びにマイナス 7.5メーター耐震岸壁を整備中でありますが、本年度はマイナス 7.5メーターの耐震岸壁部分の地盤改良及び床堀り、捨て石などの海中部分の基礎工事を施工中であり、事業費ベースでは平成12年度末には約5割を超えるものと思われます。いずれにいたしましても、湾口防波堤の概成、仙人峠道路の開通に間に合わせた供用開始を目指し、整備中であります。 以上をもちまして、私の答弁は終わりますが、引き続き教育長並びに関係部長が答弁をいたします。 ○議長(小沢和夫君) 教育長。 〔教育長塚本希之君登壇〕 ◎教育長(塚本希之君) 私からは、大石小学校の統合についての御質問にお答えいたします。 大石小学校唐丹小学校への統合につきましては、去る9月12日、一般質問の冒頭に市長から御報告しておりますが、大石地区の皆様には来年4月1日からの統合について御了承をいただいているところであります。 これまでの取り組みにつきましては、本年4月以降、大石町内会役員及び大石小学校PTAの皆様と、今後の大石小学校の児童・生徒の推移を踏まえながら、児童の将来に向けた良好な学習環境の構築と学校統合の必要性について、教育委員会としての考え方を説明させていただき、意見交換を進めてまいりました。 しかし、学校統合はあくまでも地域全体の合意が必要でありますことから、大石町内会全世帯に御案内し、8月25日に大石地区教育懇談会を開催し、教育委員会としての考え方を御説明いたしたところでございます。懇談会では、出席者の皆様方から、統合について前向きな御意見と御提言を賜りましたが、その場においては、統合の是非については町内会役員並びにPTAの皆様に御一任をいただくことになりました。その結果を踏まえ、9月3日に再度協議の場を設定していただきましたが、統合に当たっての最大の不安材料であります児童の新しい学校での順応のさせ方について、交流学習の実施や通学方法の試行などを今年度中に実施し、児童や父兄の不安解消を図ることとして、来年4月1日からの統合について、出席者全員の御了承を賜ったところであります。早速、町内会全世帯に文書でその旨の御報告をさせていただいたところでございます。 また、受け入れ先である唐丹小学校PTA及び地域住民の皆様の御理解を得るため、9月7日に開催された唐丹地域住民の皆さんの集会において統合についての概要説明を行い、御協力をお願いするとともに、9月11日には臨時の唐丹小学校PTA総会を開催していただき、その席上、統合の必要性について説明し、受け入れの御協力をお願いし、御了承を賜ったところでございます。 大石地区の皆様におかれましては、地域とともに歩んできた 100有余年の歴史と伝統を持つ大石小学校の閉校を御了承いただくことにつきましては苦渋の判断をなされたものと、その心中をお察しするに当たり、衷心より感謝を申し上げたいと存じます。 今後は、通学手段や跡地利用、閉校に係る記念事業の実施など、細部の協議が必要とされますことから、町内会役員並びに小学校PTAを中心とした準備会を開催し、地域の声を最大限尊重できるよう誠意を持って協議を進めてまいりたいと存じます。また、10月までに細部にわたって課題を整理し、最終的に地域の皆さんの合意を得た上で、統合に係る釜石市立小・中学校の設置に関する条例の一部改正案及び閉校記念事業経費など、本年度で必要とされる関係予算について担当部局と協議を進め、12月定例市議会に提案し、御理解を得たいと存じますので、御了承をお願いしたいと思っております。 私からは以上でございます。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 〔総務企画部長小山士君登壇〕 ◎総務企画部長(小山士君) 私からは、釜石市土地開発公社についての御質問にお答えします。 土地開発公社は、昭和47年施行の公有地の拡大の推進に関する法律に基づいて自治体に設けられております。道路や学校などを建設する際に公社が用地を先行取得し、自治体が買い戻す仕組みとなっております。このように土地が取得できますことから、全国では公社で取得した土地の3割が塩漬け状態となっており、問題化しております。 現在、当市では事務局職員を庶務係、事業係、出納係として47名を併任発令し、昭和48年度から大平住宅団地造成事業を手始めに、市民文化会館建設用地取得事業大松小学校建設用地取得事業、上中島町線道路代替用地取得事業嬉石住環境代替用地取得事業斎場建設用地取得事業洞関地区代替地取得造成事業などの事務事業を行っております。 当市においても専任職員を配置し、積極的に取り組むべきではないかとの御意見でありますが、大型事業を導入する際には検討してまいりますが、現時点では事業担当課に事業係を設置しておりますことから現在の体制で対応できるものと考えておりますので、御了承願います。 なお、県内13市の中で専任職員を配置している自治体は、水沢市1市のみであります。 ○議長(小沢和夫君) 建設部長。 〔建設部長吉田幸男君登壇〕 ◎建設部長(吉田幸男君) 私からは、平田上中島線に関する御質問にお答えをいたします。 まず初めに、当路線は国道45号と国道 283号を結ぶバイパス機能を有するとともに、上平田ニュータウン地区及び研究開発施設の集積が進められております平田埋立地区への広域的アクセスとして期待されること、津波などの災害時の避難道路として役立つこと、また現在整備が進められております東北横断自動車道三陸縦貫自動車道の開通に伴う市街地の交通渋滞の緩和に大きく期待されますことなどから、その整備は当市の重要課題であると受けとめております。 次に、現在までの取り組みについて申し上げます。 この路線は、上中島町から源太沢町を経て平田地区に通ずる都市計画道路平田源太沢線として、昭和44年12月に都市計画決定されたものであります。当時の決定の考え方といたしましては、国道45号や国道 283号の改良整備が進められている中にあって、産業活動の活発化や市街地の拡大、車社会の到来などから交通需要が増大することが予想されたことから、市中心部を経由せずに、バイパス的機能としてこれら二つの国道を結ぶ路線が将来において必要になるという考えから、都市計画としての位置づけを行ったものと理解しております。その後、市内の住宅需要に対処するため、昭和48年度からの上平田ニュータウン建設計画、そして上平田川の河川改修事業の実施、さらには車社会の急激な進展などから路線の線形や道路幅員の変更が必要となり、昭和52年12月に都市計画の変更を行ったという経過がございます。また、平成3年3月には都市計画法の改正に伴う路線番号の変更、平成8年5月には三陸縦貫自動車道都市計画決定に伴う一部区間の幅員変更を経て、現在の延長4180メートルの都市計画道路平田源太沢線となっております。 当路線の整備につきましては、三陸鉄道との交差点など、クリアすべき課題が数多くありますが、国道タッチ部との標高差が約 300メートルに及ぶため、長大トンネルの建設、そして河川を横断する橋梁の建設など、莫大な費用が予想されますことから、昭和50年代から県に対し早期県道昇格がなされますよう要望いたしているところであります。 なお、今年度におきましても、5月31日に釜石地方振興局において、岩手県知事を初め岩手県土木部長、釜石地方振興局長に要望いたしているところであります。 一方、当市といたしましては、平成6年に市道平田上中島線として認定するとともに、県道昇格に向けた概略設計業務を実施しております。その概略設計業務では概算事業費が約 160億円と推計されましたことから、市といたしましてはその後、事業仕様などさまざまな検討を進め、平成10年度に現況図化業務、平成11年度には事業費の圧縮を図るなどの視点から概略ルート見直し業務を行うなど、早期整備に向けた取り組みを進めている状況にあります。 次に、本路線の今後の考え方についてでありますが、昨年度実施しました概略ルート見直し業務の内容をもとに、詳細ルートの選定作業を実施してまいりたいと考えております。また、工事に当たりましては、基本的には県道昇格の上、岩手県にお願いしたいと考えておりますが、市が汗をかく分、すなわち市が実施すべき事業内容等についても検討を行うなど、早期整備が図られるよう取り組んでまいりたいと存じます。 なお、今年6月に平田上中島線源太沢トンネルの実現を求める市民の会が結成されましたことは、地域住民の当路線に寄せる期待の大きさを示すものと真摯に受けとめております。したがいまして、平田上中島線の早期整備に向けて、この市民の会と一体となって、当路線の県道昇格につきまして県に強く働きかけてまいりたいと存じますので、御了承願います。 以上をもちまして、答弁を終わらさせていただきます。 ○議長(小沢和夫君) 平舘幸雄君。 ◆22番(平舘幸雄君) 再質問いたしますけれども、まず最初に、市長からCGC船の答弁がありましたので、CGC船の問題から再質問したいと思います。 新聞紙上なり市長の報告にありますとおり、いよいよ11月から、今までは陸揚げ約一船 300台、一船に対し 300台、4日に1回 300台前後揚がっているわけです。これは、内陸部向けで輸送しているわけですけれども、現在は関東自動車は約10台今積み込みしているようです。今度は、その10倍、約 300台、4日に1回入ってくるわけです。 かつては、私もプロでありますけれども、あの仙人道路、新仙人道路が開通するまでは、あの新仙人道路、いよいよ冬期間に入るわけです。11月から冬期間に入るわけでありますけれども、いずれ上りは路面が凍ってもまあまあであっても、あの大型トラックは下りは大変なわけです。ですから、市長ポートセールスしてこれまで築き上げた経過を無にしないように、あの仙人道路の冬期間に対する問題を県や国に強く要請していただきたいということをまずもって申し上げておきます。 それから、公共埠頭ですけれども、今CGC船は約 130メーターですか。 130メーターの船に130 メーターの桟橋です。これは、以前から私は申し上げておりましたけれども、 190メーター桟橋を建設中と聞いておりますけれども、この進行状況をまず伺っておきます。 ○議長(小沢和夫君) 助役。 ◎助役(赤司淳也君) お答えいたします。 今回、関東自動車の完成車の積み出しが本格化した背景には、市長を先頭とした地元のポートセールス活動が当然あったわけでございますが、その他の条件といたしまして、 283号線の改良工事を県の方でも釜石港と道路との連携の重要性について深く御理解いただいて、鋭意進めていただいたということが大きいかと思います。具体的には、融雪につながるロードヒーティングという道路を温める工事を毎年 200メーターずつ程度延長していく工事を行っていただいております。また、除雪対策につきましても各地方振興局、連携をとってやっていただいていると。こういった冬場でのこれまでの努力も認められて、評価をしていただいて、今回の完成車の本格的積み出しに至ったものというふうに理解いたしております。 私どもとしましては、このような県御当局を初めとする御努力をさらに継続していただくべく、いろいろ働きかけておりまして、去る8月22日にも市が主催いたしまして、国道 283号利用企業懇談会というのを開催いたしました。その中で、釜石港を利用している企業の中で 283号線を利用している方々がどういった御要望をお持ちなのかというのをきめ細かくお聞きしておりますので、この内容をまた議会明けにもお伝えすべく、釜石、遠野、花巻の各地方振興局へお邪魔する予定といたしております。 また、今後の埠頭整備についてでございますが、先ほどの市長の説明にもあったように、現在海の下の工事、地盤改良等の工事はほぼ終わっておりまして、これからは上、ケーソンと言いまして、そこにコンクリートの箱を置いていくわけでございますけれども、その製作に今年度から入っていくということでございます。 今回の埠頭の延長工事は、バースとしては水深 7.5メートルで延長 130メートルの岸壁が1バースと。議員御指摘のとおり、水深11メーターで延長 190メーターの岸壁が1バース。この2バースが埠頭が拡張されますと使えるようになります。従前から私ども、これが仙人峠のトンネルの開通時期と合わせて利用できるようになるよう拡張工事していただくように県にお願いしているところでございまして、県御当局の方でもそれに向けて最大限の努力をされている。また、これからもしていくというふうにお伺いいたしております。 ○議長(小沢和夫君) 平舘幸雄君。 ◆22番(平舘幸雄君) 今、助役の答弁でよく理解いたしましたけれども、いずれこの商品は売り物ですよね。今回、関東自動車から来る積み込みの車は、ほとんど左ハンドル、外国向けですよね。ということで、積み込み業者も名古屋に10人ばかり講習に行って、この豪雨で戻ってきたそうですが、再度行くそうですけれども。そういう売り物ですから、特に仙人道路の万全を期することをお願いすると同時に、関東自動車から来る間、キャリアカーで2段構えに積んでくるわけですよね。そうしますと、カーブや木の枝が車に当たる率が多いということで、こちらから内陸部に運ぶ車でも、運んでくるやつでも傷がつくと売り物に大変なことになるわけですから、いずれその点も国や県に要請してですね、仙人道路の万全を期すると同時に、その間の立木ですか、当たるその点の手入れもしていただきたいということを県や国に強く要望していただきたいということを申し上げておきたいと思います。 次に、教育委員会大石小学校の問題で再質問いたしますけれども、今の教育長答弁では、諸条件等の具体的な条件はなされておらないようですけれども、私と秋元議員が出席しているわけですよね、集会には。ただ、大石町内会、PTAは、行政に不信を持っているわけじゃないわけです。特に、教育委員会には不信を持っているわけじゃないですけれども、いずれ時代の変化によって、市長も私もあなたたちもいつまでもその任務にいるわけじゃないわけで、長い間のいろいろな問題が起きるということで、それを心配しておりました。したがいまして、私と秋元議員に要望をいただいております。ということは、議会で、議場で、議事録の残るところでそういう諸条件を確認していただきたいということがなされております。 したがいまして、まず第1点、通勤の問題どうするつもりなのか。それから、学校跡地の問題。それから、校舎も老朽化していますから、4月1日までは使用するだろうと思いますけれども、その後直ちに解体していただきたいと。化け物屋敷のようなことにして残しておかれては困ると。これは、財政当局にも関係あると思います。 それから、県交通のバス問題。 私は、5年前に大石でこの問題を集会開いた経過があります。そのときは、野田市長でした。スクールバスを出すと、県交通は定期バスをやめると、撤退するというような意向があったわけです。ですから、今回スクールバスを出した場合に、県交通はそのまま定期バスを存続するということを聞いておりますけれども、再度これも答弁していただきたい。 それから、問題の学校林であります。 御承知のとおり、市長は一番おわかりだろうと思います。唐丹には苦い経験があります。30年に合併した際に、唐丹の財産を全部持って市に合併した経過があります。北の方には財産区があり、その財産区の財産で地元負担、負担しているところもあります。この大石の学校林は、学校林と名前ついておりますけれども、40年前に合併する前に村有地をお借りして、大石の町民が育ててきた学校林であります。ですから、学校がなくなると同時に学校林もなくなるということで、本来であればこれを伐採にして、お金に見積もって処理するという方法もあるだろうと思いますけれども、答弁していただきたいんですけれども、聞くところによりますと、何か今木材が安いので、二束三文だということを承っておりますけれども、この種の問題は、やはり今度は町林…大石町林ですかね、ということで、この問題を町で管理して育てておいても、個人の利益に使うわけじゃないわけですから、跡地にどういう今後利用あるか。そういう場合にはそれを処理して協力するというような経過もありますので、いずれこの5点、再度答弁を願います。 ○議長(小沢和夫君) 教育次長。
    ◎教育次長(飯岡保勝君) それでは、お答えいたします。 まず、条件等の御説明に入る前に、統合に際しましては一般質問でも申し上げましたけれども、大石町内会を初めPTAの方々、そして唐丹地域の方々の深い御理解で統合を御了承いただいたと。特にも大石町内会の皆様には、我々は子育ては終わったが、学校への思いはあると。しかし、これからの子供のことを考えれば、PTAの考えを尊重すると、こういう特段の御配慮をいただき、統合が実現いたしましたことをまず御報告させていただきたいと思います。 このような状況の中で、町内会役員、あるいはPTAの方々と条件面の協議をさせていただきました。若干説明が長くなりますけれども、PTAからはこれまでの唐丹小学校とは年に数回交流学習やプール訪問利用しているが、少人数の子供が大勢の子供の中に入ったときに、学校において児童とうまくやっていけるのかなと、こういう心配があると。ぜひこの辺をクリアするために、この2学期からでも交流をふやして、来年4月から子供同士がスムーズに交われるようにしてくださいと。それから、通学に際してはスクールバスの運行をお願いしたい。さらに、大石小学校の学校林があるが、その対応をどのようにするのかと、こういう質問もありました。また、町内会役員からは、学校はこれまで避難場所としての役割も果たしており、災害はいつ来るかわからない中で、夏場だけの避難ではないと。冬場でも暖をとり、炊事のできるような施設も考えてほしいと、このような要望が出されております。これらの要望を踏まえまして、これまで市長部局、あるいは教育委員会内部、あるいは学校関係者の方々と協議をさせていただいたところでございます。 交流実施につきましては、保護者及び児童の不安解消のために交流回数をふやす方向で、現在学校現場の方で検討を進めていただいております。これについてはぜひ実現させたいと考えておりますし、また交流事業を行う場合の輸送方法といいますか、生徒を運ぶ手段として、4月からの通学方法を想定し、できれば小型車両での送迎も試行してみたいなと、このようにも考えております。 また、通学方法については公共交通機関である路線バスの利用と、それから市のスクールバスの運行、この2点について検討いたしました。しかし、路線バスは本数も限られておりますし、殊にも朝は三鉄との連絡のために、学校の始業時間よりも1時間ぐらい早く学校に着いてしまうと、こういうことで、スクールバスは…現在路線バスについては難しいだろうと。それから、スクールバスは現在1台で、片岸、荒川を巡回して送迎しております。また、大石までは約8キロ余りございますが、1台のバスでは時間的な対応が不可能と、こういうふうに判断しております。それで、児童の安全面にも配慮し、小型バスやタクシーの委託運行について、関係者とも協議検討をいたしておるところでございます。これについてもぜひ実現したいと、このように考えております。 それから、先ほど御質問ありましたスクールバス等を運行した場合の路線バスの関係でございますけれども、このスクールバス、路線バスの御相談をいただいたときに、県交通さんとも若干協議をさせていただきました。しかし、やはりああいう大変不便を来している地域でございますし、高齢者の方が多いということで、当面は路線バスについては運行したいと、こういうお考えもいただいておるところでございます。 それから、学校林につきましてはいろいろな経過の中で、唐丹村との合併の際に釜石市が引き継いだ市有地の学校林0.35ヘクタールと、大石地区の共有者とPTAが分収林契約している学校林がございます。共有者との分収林契約の学校林の取り扱いは、これはPTAの御判断にお任せすることとなると思います。教育委員会としては、学校林の売却収益を例えば閉校記念事業等にと、このようにも考えましたけれども、先ほど議員もお話しのとおり、現在、大変木材の価格が低迷していると。こういう中で、収益は予想したほど見込めないんじゃないかと、こういうふうに考えておりますので、売却は慎重に検討すべきだろうと、こう思っております。まして、植林してから現在まで約45年以上が経過しております。大石地区の皆さんが育てた貴重な山林であろうと、このように思いますので、今後御意見を伺いながらその対応を考えたいなと、こういうことも考えております。 次に、校舎については4月以降老朽化が進んでおりますことから解体すると、こういうことで考えております。しかし、 127年余の歴史と伝統ある学校でございますので、例えば校門を残す、あるいは校歌を碑として刻んで石碑にする、あるいは記念碑の作成。また、跡地については避難場所としての役割を果たせる。しかも、あそこは歴史的な遺産もいろいろあると伺っておりますので、そういうものを展示できるケース等を配置した建物。加えて、その中に、これは地元との協議も必要になりますが、例えば学習機能を果たせるもの、体験学習とかそういうもので内陸から生徒さんたちが来て、そしてあそこへ一日、二日泊まれるような展開もできないのかなと、こういうこともちょっと相談これからしてみたいと思っています。また、あそこには教員住宅が地元からの無償で貸与されておりますけれども、委員会としては教員住宅については解体したいと、このように考えておりますが、町内会の皆さんが何か利用したいと、こういう御意見もあれば、これから協議を進めることとなろうかと思います。 それから、閉校記念式典については皆さんの御協力によって、町内会役員、PTA役員、婦人部、青年部の会長さん、それから学校の校長さん等で準備会を設置していただきました。ですから、今後我々としても誠意を持って協議検討を進めてまいりたいと、このように考えておりますので、御了承願いたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 平舘幸雄君。 ◆22番(平舘幸雄君) 今、明細な答弁をいただきましたけれども、再度確認いたしますけれども、通学の問題は、スクールバスで登校、下校責任持ってやるわけですね。それから、学校校舎跡地の問題は、これは時間かかるでしょう。町民からもいろいろ要望ありましたけれども、簡単に今あそこさ何を持っていくというわけにはいかないですけれども、いずれ先ほど申し上げたとおり、4月に統合した後に直ちに、これ財政も伴うわけですけれども、解体していただきたいと。と同時に、 100年もの歴史のある学校ですから、あの校庭、これから週5日制になるんでしょう。そうした場合に、その子供らがやっぱり土曜、日曜にあそこに集まって、いろいろな学習なり何かできるということで、小規模で小さくていいですから、そういうものを設置していただくということです。 それから、再度念を押しますけれども、県交通のバス、スクールバス出しても県交通は定期バスはそのまま運行するということで確認していいですね。 それから、問題は学校林の問題です。これは、教育委員会じゃない、財政です、総務部長。そういうことで、今売却すると二束三文だということで、統合に対するいろいろな諸掛かりで何とかならないのかなと思いましたけれども、そういう事情であるので、いずれこれは先ほど申し上げたとおり、唐丹村時代に、唐丹村の用地を借りて育ててきたわけですから、それが合併してそのまま釜石市になっているわけですから、いずれ用地は釜石市、育てたのはPTAって言いますけれども、大石町民です。ですから、この種の問題は、分収契約とか何とかとあるんでしょう。唐丹の市有林は、ほとんどそういうのたくさんあるわけですね。市が植林してやっているところはないわけです。そうすれば分収、そうすれば7:3か6:4というような契約で結んでやっているところが多くあると思いますけれども、いずれこの種の問題どういうふうに考えているか、まず財政当局の答弁を求めます。 ○議長(小沢和夫君) 市長。 ◎市長(小野信一君) 大石の学校林の問題につきましては、その歴史的経過からいって、大石部落、あるいは大石町の教育の問題以外に使うということは私は許可しないつもりでおります。具体的な内容については、総務部長から答弁させます。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) お答えします。 今の学校林の活用につきましては地元町内会等の、いろいろ市長も御答弁申し上げましたように、要望等があれば、分収林契約等の中でいろいろ検討してまいりたいなと思っています。割合につきましてはいろいろのケースもあるようでございますので、ここでは何対何とかということは御答弁申しかねますけれども、まず契約の際にいろいろ検討してまいりたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 平舘幸雄君。 ◆22番(平舘幸雄君) 今、市長の答弁ありましたけれども、問題は大石町に今後も責任持って手入れして育てていただいてもですね、個人の利益には使えるわけもないし、使わないわけですよ。今後、学校跡地にどういう活用出てきて、どういうことが出てくるかという場合にはある程度、今40年ですから、50年、60年たてば、木材の単価も変わってくればいいことで処理できるということもあると思うわけです。そういう時期に利用すると思うんですよ。特に、本郷、花露辺あたりにも、町内なり組合をつくって市からお借りして分収している用地は、唐丹の場合は多々あるわけですよね。それは、個人的に個人の利益にも使うだろうと思いますけれども、そのことを御理解いただきましてですね、いずれ今学校が統合してなくなると。そういうものまで一挙になくなるということはちょっと大石町民に対しては酷な点もあるし、寂しい点もあるので、いずれそういう意味で、再度そういう希望に沿えるように努力していただきたいということをまず申し上げておきます。 したがいまして、再度教育長にお願い申し上げますけれども、いずれ全員満場一致で 100%賛成したわけでないわけです。しかし、ただ単の反対じゃありませんけれども、ああいう今まで5人や6人で小規模に教育受けてきた経過があって、大勢の中に飛び込んでいけないという親心の心配もある親たちは持っているわけですよ。ですから、それ特定な大石の子供たちだけに目をつけろということじゃないけれども、当分4月以降統合したならばですね、受け入れする唐丹小学校校長以下職員は、やはりその点を間違いのないようによく観察して、そういう皆さんに溶け込んで仲よくできると、クラブ活動でも何でもということを心配しているようですから、その点は受け入れするね、小学校の方に強く要請なりお願いなりするべきでないかというふうに考えます。見解をあるならば。 ○議長(小沢和夫君) 教育次長。 ◎教育次長(飯岡保勝君) 先ほど統合に際し御了承いただく前に、唐丹小学校、それから唐丹PTAの方々と、こういう方と懇談いたしました。そのときには、学校の校長さん、あるいは教頭さんなんかとも懇談する機会がございました。あるいはPTAの役員さんとも懇談いたしました。その中で、やはり大石の町内会の、あるいはPTAの方々はこういうところで心配していますと。ですから、この辺もぜひ何とか皆さんで温かい目で見守ってほしいと、こういう要望はいたしております。その辺につきましては学校の先生方も御了承いただいたと、このように理解しておりますが、いずれ今後もそういう努力は続けてまいりたいと、このように思います。 ○議長(小沢和夫君) 平舘幸雄君。 ◆22番(平舘幸雄君) いずれそういうことで、教育長、今までなかなかどこへ行っても統合というのは簡単にいけるわけじゃないわけですよ。5年前にこの問題を提起した際に、私は感じたところは、賛成は6割で反対は4割という考えを持った経過があります。しかし、その中で私も質問を受けました。私がちょうど、微力ですが、副議長のときです。副議長の考えはという強く求められた際に、私は賛成であるということをその場で唱えたわけです。ですが、しかし登校拒否なり、町民を二つに分けてまでね、議会では理解するわけにいかないと。しかし、歌の文句に例えがありますが、鳴くまで待とうホトトギスがあるが、いずれ熟すまで待ちましょうやということが5年前です。ちょうど今そこに来たわけですが、その間の苦労は、教育長並びに次長、そして室長等が再三ひざを交えてね、ここまで持ってきたということはまず敬意を表しますと同時に、今後私が申し上げたことをですね、いずれ準備会なり何かでいろいろ検討されると思いますので、期待に沿えるように努力していただきたいということを要望して、教育委員会は終わります。 次に、開発公社の問題について、財政課長に申し上げます。 いずれ、答弁では専従職員をと--大変だということを答弁しておりますけれども、いずれ今開発公社が取り組んできた経過はるる多く答弁していたけれども、最近は私は覚えているのは洞関の 283の代替地と、それからお金はいただいたろうが、SMCの第二工場の建築している用地の買収ということなわけです。ですから、市が財政が厳しいば厳しいなりにね、いずれ開発公社もお金借りるわけですから、ただ持ってくるわけじゃないですけれども、市がそういう予算面でいろいろな問題あったときには大いに開発公社を利用してですね、そして行政のいいときに開発公社に支払うと。 何で私はこれ取り上げているかといえば、理事会にも前にも取り上げましたけれども、今鵜住居の12メーター道路と8メーター道路を取り上げていますね。そうすると、12メーター道路は来年完成です。しかし、8メーター道路はこれからなわけです。地権者もほとんどもうまとまっているわけですから、これ時間がたてば、市長陳情にも申し上げましたけれども、崩れるおそれもないわけでないわけで、ですからいずれ来年12メーター完成と。完成してから8メーターとなっても、まだ14年、15年、16年になるわけですから、14年にはすぐ着工できるというようなことでですね、ぜひこれらは公社あたりでお手伝いして先行取得するというような意味で私はよその開発公社の例をとって申し上げたんですけれども、このことについての見解があればいただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) お答えします。 8メーター道路といいますと、一般的にといいますか、市道鵜住居の64号線新田川原線ということだと思いますけれども、これは平成14年度から国庫補助事業を導入いたしまして工事をする予定でございます。そういうことから13年度に、来年度ですけれども、補助事業のめどが立てば、公社で13年度に用地先行取得いたしまして、14年度に市の方でさらに買い戻ししまして工事を進めたいということに予定してございますので、御了承をいただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 平舘幸雄君。 ◆22番(平舘幸雄君) いずれ、この種の問題に関連しますけれども、市長、きのうから大槌合併問題いろいろ出ていますけれども、いずれ鵜住居に都市計画したときは、私はちょうど20年前に平田と鵜住居提案されて、私はどうしても唐丹であれば平田さ賛成したかったけれども、いずれいろいろな事情を考えて鵜住居に賛成したわけです。そういうことで、20年も投げられているわけですよね。そして、いよいよ生活道路としてスタートした。それから、大槌との合併を急ぐわけじゃないですけれども、そういうようなコンセンサスとるためにも、この道路の緩和の問題、それから今度これ行政組合の中でやっておりますけれども、消防の分庁舎、それからこれから出てくる清風園の建てかえ等を踏まえてですね、やはりこの20年も投げやりにした鵜住居に対して、やっぱりそういうことを建設的にやることによって大槌とのね、コンセンサスがとれて、向こうの方もそういう意味で乗ってくるんじゃないかというふうな考えあって、いずれ私はこの鵜住居に対しているそういう諸問題に積極的に取り組むことが、大槌の合併が早まるということを申し上げておきたいと思います。 最後になりますけれども、時間が…。議長、何分ありますか。 ○議長(小沢和夫君) 3分。 ◆22番(平舘幸雄君) これとても3分で言い出せないので、残りは議案審議でいきたいと思います。 いずれ、建設部長ね、私は20年前の経過ばかり責めているわけじゃないんですよ。今の現状を見ますとね、国道…縦貫道、それから仙人道の結節点、インターがつながる。そういう意味から、いずれ設けても唐丹、平田、いろいろ申し上げたとおりの重要な問題なわけですよね、20年前の計画は別にしても。そして、やっぱり私は議会あるごとに申し上げた三陸町のインターと、釜石の間にインター伸びろと前の建設部長にも強く迫りましたけれども、見ますとインターやる場合につぶれる用地と、あれは大変なものであってですね、私は越喜来から釜石に五葉山トンネルで、この前市民会議でも話していましたけれども、そこにインターつくるというのは大変ナンセンスだと思いますので、いずれ今私がるる申し上げた20年前の計画は別にしても重要な路線だということを御理解いただきまして、この問題に積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。 いずれ、あと再度議案審議の中で若干質問したいと思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(小沢和夫君) 22番平舘幸雄君の一般質問を終わります。  ------------------------------------- ○議長(小沢和夫君) 次に、13番松坂喜史君、登壇を願います。(拍手) 〔13番松坂喜史君登壇〕 ◆13番(松坂喜史君) 民政クラブの松坂です。 きょうは、一般質問3日目であり、同僚議員より質問され、既に答弁しております科学技術専門学校の今後の見通しにつきましては質問はいたしません。よって、当局の答弁は要りませんので、よろしくお願いいたします。 それでは、さきの通告に従い、一般質問を行います。 初めに、行政改革についてであります。 一昨日も行政改革について質問がありました。行政改革大綱を策定するため、行政改革懇談会で検討することになっておりますが、どのようになっているのかお聞きいたします。 また、行政改革懇談会で市民の意見を聞き、行政改革大綱を策定するということでありますが、当局の考え方と実施計画について提案すると思いますが、どのような内容になっているかお聞きいたします。 今までも各部門で業務の見直し、あるいは効率化について取り組んでいると考えますが、今までの実績と今後の考え方についてお伺いをいたします。 行政改革を推進していくには、一般職員の取り組みが重要であります。現状はどのようになっているのか、お聞きをいたします。 第2点目は、駅周辺の課題についての質問であります。 駅周辺整備事業は、現在大渡橋架替工事、あるいは釜石駅東前線の鉄道立体交差工事に着工されておりますが、釜石駅周辺整備事業の基盤整備について、現在の進捗状況と残っている事業の今後の見通しについてお伺いをいたします。 次に、運営が問題となっております物産センターについてお伺いをいたします。 物産センターの利用状況はどのような推移になっているのか、また一部出店業者の未収金について、どのようになっているのかお伺いをいたします。 物産センターの活用策について、どう考えているのか。また、多くの市民から悪評が高く、物産センターも5年を経過しておりますが、立派な建物が生かし切れていない現状であります。補助事業ということで10年間はこのままにしていくのか、お伺いをいたします。 第3点目は、福祉行政について質問いたします。 高齢化率が高く、介護保険の対応等、福祉のまちづくりを推進していく釜石市として、現在の福祉事務所では市民に対応できる体制、あるいは環境にあるのかお伺いをいたします。 私は、新庁舎が建設されるまで、市民が使いやすい福祉事務所になるよう環境を整える必要があると思いますが、どのように考えているのかお伺いをいたします。 次に、敬老会が平成12年度から新しい内容で実施されるわけでありますが、どのような内容で実施されるのか、内容をお伺いをいたします。 第4点目は、観光振興について質問いたします。 昨日も東部地域開発について質問があったわけでありますが、私は現在の会員会館を中心として観光開発するため、周辺の整備と観光船はまゆりの発着場所となるよう早期実現に向け、取り組んではどうか、お伺いをいたします。 第5点目は、交通機関の対応について質問いたします。 先ほども出ておりましたが、廃止路線の地域住民のバス利用についてであります。 このバス利用の実態調査を本年度5月から4カ月間調査したわけでありますが、調査状況と今後の対応についてお伺いをいたします。 また、市のバスを各種団体のスポーツ大会の参加、あるいは地区子供会の行事での利用等の要望があるわけでありますが、この件につきまして当局の見解をお伺いしたいと思います。 また、バスサンデー号の運行についてでありますが、ことしも継続して実施しているところでありますが、今後どのような考えを持って行っていくのかお伺いをいたします。 以上で壇上よりの質問は終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(小沢和夫君) 市長。 〔市長小野信一君登壇〕 ◎市長(小野信一君) 敬老会についての御質問にお答えをいたします。 その改正は、市民の皆様からの御意見を聞くなどして、今年度からこれまでの内容を見直して実施することといたしました。見直し内容は、市内1カ所開催とし、対象者を満75歳、喜寿、米寿、卒寿、白寿に該当する方としたほか、祝い金についても対象者を限定するなどしたところでございます。 本年度の敬老会は、明日9月15日、市民会館において10時から式典を、その後虎舞や民謡、踊りなどの余興のほか、懐かしのスライド上映や健康相談コーナー、お茶、お汁粉などのサービス、記念写真サービス、福祉サービスの写真展などを実施することとしており、高齢者の皆さんに楽しんでいただけるよう趣向を凝らしているところです。対象者は、約1300人でありましたが、出席者は約 600人となっており、約半数の方の参加が見込まれているところであります。また、送迎のバスを各地区から出すことといたしておるほか、75歳の該当者に贈呈される記念品については、欠席された方にも配付することといたしております。また、参加されない多くの高齢者の皆様に対しては、9月15日号の広報において私から敬老を祝し、敬老の意を表したところであります。 本年度の敬老会についての見直しの第1回目となることから、いろいろな問題も出てくると思いますが、実施後に多くの市民の方々から御意見を聞くなどして、よりよいものにしていきたいと考えております。 以上をもちまして、私からの答弁は終わりますが、引き続き関係部長が答弁をいたします。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 〔総務企画部長小山士君登壇〕 ◎総務企画部長(小山士君) 私からは、行政改革についての御質問にお答えします。 まず、行政改革に対する考え方について述べさせていただきます。 当市では、財政状況の悪化、高齢化社会への対応などを背景として、平成8年に行政改革大綱を策定し、行政改革に取り組んでまいりました。この行政改革大綱の推進期間が平成12年度までとなっていることから、現在新たな行政改革大綱の策定作業を行っているところでございます。新たな行政改革大綱の基本理念は、住民の視点に立った自治体運営の確立であります。この基本理念のもとに政策を決定する過程に住民が参加し、政策の決定に住民の主体性や創造性が生かされるような行政を目指してまいりますので、御理解願います。 次に、新たな行政改革大綱の内容と策定作業の進め方についてお答えします。 具体的な項目といたしましては、組織機構の見直し、事務事業の見直し、定員管理の適正化、職員の能力開発と意識改革、情報公開の推進の5項目とする予定であります。策定作業に当たりましては、住民の視点が不可欠な要素でありますことから行政改革懇談会を設置し、さまざまな角度から行政についての審議をいただいているところであります。 行政改革懇談会の進め方として、当初は行政改革に対する当局案を示さず、行政運営の現在の問題点を審議していただくという方針で臨みました。しかし、まず市が現状分析と改善策を示すべきであるとの意見があり、現在行政改革懇談会での意見も尊重しながら、行政機構整備調査委員会を随時開催いたしまして、組織機構や事務事業の現状や改善策について審議しているところでございます。 今後は、行政機構整備調査委員会での審議結果を行政改革懇談会に提示し、行政改革懇談会でさらなる審議を踏まえ、中・長期的な視点に立って新たな行政改革大綱を策定いたしますので、御理解願います。 次に、業務の見直し及び効率化の実績と今後の考え方についての御質問にお答えいたします。 まず、平成8年に策定いたしました行政改革大綱の実績ですが、組織機構の見直しといたしましては、民生部門の強化、消防事務の広域化による再編、商工観光物産部門の強化、企業誘致部門の強化を行いました。事務事業の見直しといたしましては、電話交換業務、守衛業務、夜間警備業務、ホームヘルパー業務、五葉寮デイサービス業務などの民間委託、補助金支出のルール明確化、公共工事コスト縮減対策釜石市行動計画の策定などの財政健全化、財務会計システムや庁内LANシステムの導入による情報化の推進などを行ってまいりました。定員管理につきましては、普通会計職員の5%削減計画を達成しております。職員の能力開発につきましては、釜石市職員研修所による研修の強化や、国や県への職員派遣などにより推進してまいりました。 これまでの実績は以上のとおりでございますが、今後は時代の要請にこたえるため、さらに民間委託の推進、財政運営の健全化、情報化の推進など、積極的な事務事業の見直しを行い、効率的な事務執行を図るため、全職員一体となって各部、各課、各係の業務や定数を再点検し、行政改革を進めてまいりますので、御理解願います。 次に、行政改革に対する職員の取り組みについての御質問にお答えします。 先ほど御説明いたしました行政改革の実績は、職員の理解と努力により達成できたものであります。今後も、また職員全員がみずからの問題として行政改革に取り組まなければなりません。特に、自己決定、自己責任のもとに行政運営を行っていくためには、常に政策や施策の効果を点検し、改善していく姿勢が必要であります。したがいまして、事務事業評価システムの導入や、社会の変化や住民の要望に的確に対応する職員の育成強化などにより、行政改革の効果的な促進を図ってまいりますので、御理解願います。 ○議長(小沢和夫君) 民生部長。 〔民生部長古川鶴松君登壇〕 ◎民生部長(古川鶴松君) 私からは、福祉行政及び交通機関の対応についての御質問にお答えを申し上げます。 現在の福祉事務所は、市役所の本庁舎とは離れております。狭隘で2階建て構造の上、駐車場も狭く、市民の皆様が使いやすい環境にあるとは言えない状況でございます。しかし、車いす用のスロープ、自動ドア、あるいは身障者用のトイレを設置するなど、できる限りの配慮もしております。また、OA化やLANの導入などで、本庁舎と離れておりましてもできる限りの仕事の効率化を目指しております。また、来訪者があればすぐに職員が立ち、内容を聞いて案内するなど、お客様本位で対応しているところでございます。 福祉行政は、年々増大してきております。介護保険制度も加わり、複雑多様化してきております。来訪者の数も増加傾向にあります。この10月からは介護保険料の徴収業務も加わりますので、ますますふえてまいると思います。これらの問題に対応するため、今次補正予算案に福祉事務所内の配置がえの所要経費を計上しております。これは、介護保険関係の係を2階から1階に移動させます。そして、入り口前面には在宅介護支援センターの職員を配置をし、所内の全案内もするなど、効率的で来訪者本位のものにしようと考えております。広さの制約もあり、2階にも係を置かなければならず、すべてに優しい所内環境にはなりませんけれども、まず職員から来訪者の方々に声をかけ、案内をするなど、来所した方が不便を感じることなく、快く用事を済ませられるよう全力で対応してまいります。 次に、バス廃止路線についての御質問にお答えを申し上げます。 当市におけるバス廃止路線は、室浜線、水海線及び小川温泉線の3路線ございます。これらの3路線について、本年5月から8月までの4カ月間、市が所有します患者輸送車の空き時間を利用しまして、午前1便、午後1便の運行を行い、その利用実態を調査したところでございます。その結果、小川温泉線については延べ 586人の利用がありました。1便当たりの平均では 8.9人の利用となっております。また、室浜線におきましては前半の2カ月については大槌経由で、後半の2カ月は片岸経由で調査をいたしました。その結果、大槌経由の場合は延べ 178人でございます。1便当たりの平均では 5.2人の利用となっております。片岸経由の場合ですと、延べ 101人、1便当たりの平均は3人の利用でございました。水海線については延べ8人の利用にとどまっております。 市といたしましては、これらのデータをもとに、バス路線の復活に向け、近々岩手県交通に対して申し入れをする予定にしておりますし、今後の住民の足の確保のための検討材料として活用してまいりたいと考えております。 次に、にぎわいバスサンデー号につきましては、平成10年に運行を開始しましてからことしで3年目となっておりますけれども、利用者数は年々減少の傾向にあります。昨年、札幌学院大学のある研究グループの方々が実施をしました商学調査実施報告書というものがございます。それによりますと、市民アンケートの結果でございますけれども、74.6%の方がサンデー号の企画は町の活性化につながると考えているようでございます。また、71.1%の方が利用経験があると回答をしております。このことから、来年度以降につきましては、例えば定額運賃制の導入など、現在のような無料の運行とは違った形態での運行を検討をしてまいりたいと考えております。 また、イベントの開催に合わせた運行につきましては、市内バス路線を運行する県交通の方では、主催者の方からの要望によりまして増便、あるいは最終便の時間延長などで対応をしているようであります。このことが運賃の収入の増加にも結びついているようでありますので、これらについてはイベントの主催者と県交通の方との協議にゆだねてまいりたいと考えております。 次に、市のバス利用についての御質問にお答えをします。 自家用バスは、みずからの事業に直接密接に関連する人員の輸送を行うためのものであって、他人の需要に応じてお客様を運送する行為というのは、有償、無償を問わず、道路運送法によって禁止をされております。また、公務以外の用務に公用バスを利用するとなれば、民間の旅客運送会社の経営を圧迫することにもなりますことから、当市では平成10年に公用バス運行要領を制定し、市が主催する各種行事の参加、または市の依頼に応じ参加する者を輸送する場合、条例、規則または要綱等で設置されております審議会、委員会等調査活動に使用する場合など、道路運送法に違反しない一定の使用基準を設けて運行しておりますので、御理解を願いたいと思います。 なお、遠野市や江刺市は、市営バスとして、陸運事務所の許可を得て営業しているものであります。 ○議長(小沢和夫君) 経済部長。 〔経済部長桑畑喜一君登壇〕 ◎経済部長(桑畑喜一君) 私からは、釜石物産センター及び観光行政についての御質問にお答えをいたします。 最初に、物産センターの利用状況についての御質問でございますが、物産センターの入館者は、平成8年のオープンから数え、延べで 150万人を超えている状況となっております。これを年度別の推移で見ますと、平成8年度から平成10年度までは増加傾向にあったものの、平成11年度以降はやや減少傾向となっております。 施設の利用状況を簡単に申し上げますと、入居テナントの数は、オープン当初の22店舗をピークに、平成9年度以降は15店舗から18店舗の間で増減を繰り返してきており、現在は18の店舗が入居している状況となっております。また、館内のほかの施設の利用状況は、2階会議室の利用率が非常に高く、各種会議を初め趣味の教室や勉強会などに広く利用されており、現在でも数カ月先までの予約が入っている状況となっておりますし、地下駐車場の利用につきましても、利用率は低いものの、少しずつではありますが増加傾向となってきております。しかし、1階のイベントステージや2階のアイデアフロア、交流フロアなどといった部分につきましてはいまだに利用率が低く、閑散とした感があることは否めないかと存じます。 次に、一部出店業者の未収金についての御質問にお答えをいたします。 釜石物産センターのテナント使用料等の未納金は、平成12年8月末現在で1181万7139円となっております。この未納金は、平成8年度からの滞納となっている12業者の累計金額であり、業者の中には既に物産センターから撤退している方もございます。これら未納金の処理に当たりましては、これまでも定期的な文書による納付催告、あるいは直接面談による催告や分納計画の相談などを行い、あわせて連帯保証人に対する納付要請についても行ってきたところでございます。しかし、このような処理は即効的な効果が薄く、短期間で未納金を処理できる最良の方法とはなりませんが、今後とも粘り強く納付を促し、滞納金の回収に努めてまいりたいと考えております。また、高額かつ長期にわたる滞納者に対しましては、現在物産センター賃貸フロア使用許可の取り消しや施設からの退去などといった処分も含め、厳正な姿勢で滞納処理に当たっているところであります。物産センターの賃貸フロア使用料につきましては、条例改正の議決をいただき、本年4月1日から減額改定を行っておりますので、今後さらに未納金のあるテナントの方々に改定趣旨を理解していただき、納付に努めていただくよう指導をしてまいります。 次に、釜石物産センターの今後の活用策についての御質問にお答えをいたします。 先ほども申し上げましたように、物産センターは平成8年のオープン以来、 150万人を超える入館者を数えたものの、いまだ十分に施設の機能を生かし切れていないものと考えております。このことから、これまでも集客を高め、人と物の交流が図れるよう各種の行祭事を実施したり、関係各方面に対して館内施設の利用が促進されるような働きかけを行ってきたところでございます。しかし、こうした取り組みも抜本的な活用改善策にはつながっていないことから、現在橋上市場の移転など、物産センターを取り巻く周辺環境に対応した物産センターの新たな方向性などについて、関係者の皆さんと積極的な検討を行っているところでございます。 物産センターにつきましては、釜石市中心市街地活性化基本計画において、釜石駅周辺における戦略プランとして新シープラザ計画を掲げ、物産館としての機能向上を図るため、物産センター改修事業等を予定しておりますが、今後においては基本コンセプトの再構築を含めた抜本的な見直しが必要と考えております。また、この見直しの時期につきましては、計画期間内の関連する事業との調整が必要となりますが、できるだけ早い段階での立ち上げができるよう鋭意努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、東部地域開発についての御質問にお答えをいたします。 観光船はまゆりの発着所及び待合所は、平成9年の就航以来、先代の観光船リアス丸と同じ場所の須賀岸壁を利用し、運行を行っているところでございます。 観光船の新たな発着所の整備につきましては、これまでも多くの方々から、船は新しくなったものの、現在の発着所ではイメージに合わないなどといった御意見をいただいているところであります。また、観光船はまゆりは、その特色である双胴型の白い船体そのものが最大の看板となり得ることから、人々の目に触れやすい場所へ発着所を移転してはどうかといったことについてもこれまで関係者と協議を行ってきた経過がございます。このことから、新たな観光船の発着所につきましては、これまで釜石港港湾計画において、観光船利用者を含む多くの方々が楽しむことのできる海の駅構想の中に整備することとし、検討を行ってきております。このことについては、釜石市中心市街地活性化基本計画におきましても、戦略プランの一つであるポートプロムナード計画の中でイメージされているところであります。 議員御提言の会員会館周辺を含む東部地域は、釜石市中心市街地活性化基本計画の中で海と鉄を楽しむ町として位置づけられており、特にも魚河岸地域の会員会館周辺にはシートピア計画といった戦略プランが立てられているところでございます。この計画は、釜石漁港を有効に活用し、行政と民間が一体となった施設整備を行い、複合的な機能を持った海のにぎわい拠点を形成しようとするものであり、その第一段階として、海のレストランや芝生広場を含む公園、あるいは親水空間ボードウオークなどといった施設の整備がイメージされているところであります。これらの海と向き合うことのできるスペースは、観光船の発着場所として良好な場所と考えられますことから、これまでも地域の方々から整備に関する意見や要望が出されてきた経過もございます。このようなことから、今後は観光船発着所の整備に関するこれまでの経過を踏まえ、観光船が地域へ与えるさまざまな効果とさらなる利用拡大が図られるよう、関係機関を初め庁内関係課と調整を行ってまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(小沢和夫君) 建設部長。 〔建設部長吉田幸男君登壇〕 ◎建設部長(吉田幸男君) 私からは、釜石駅周辺整備事業の基盤整備についての御質問にお答えいたします。 釜石駅周辺整備事業は、平成元年度から釜石駅周辺の旧国鉄、新日本製鐵株式会社の工場跡地を活用し、釜石市の表玄関にふさわしい新市街地の形成と市の活性化事業対策の一環として事業着手したものであります。 基盤施設については、土地区画整理事業の導入により実施したものであり、また地区のにぎわいと活性化の相乗効果を創出させるために、上物施設についてはまちづくり総合支援事業により実施しているものであります。さらに、関連公共施設として、国道 283号道路改良、大渡橋架替工事、公共下水道整備、甲子川河川改修などを実施したものであります。 土地区画整理事業については、平成4年度に仮換地指定を行い、あわせて街路、公園の整備を実施し、平成11年度までに鈴子町中央線を初め各幹線街路の整備を完了するとともに、鉄道、道路の交通結節点としての中心的施設であります駅前広場が完成し、残事業としては平成11年度から本格的に着工された大渡橋架替工事と並行して実施しております釜石駅東前線の鉄道立体交差を含めた工事となっており、平成16年度の事業完了を目指しております。 なお、土地区画整理事業としての事業期間は、現在の平成13年度から大渡橋架替工事などが予定されておりますことに従い、平成16年度まで延長した事業計画を予定しております。 まちづくり総合支援事業については、平成5年度に鈴子広場が完成し、平成8年度には釜石物産センターが完成しております。今後の事業といたしましては、物産センターと移転後の橋上市場の相乗効果を高める人工地盤整備、そして甲子川右岸の遊歩道整備、緑地整備を行い、土地区画整理事業と同様に平成16年度の事業完了を目指しているところであります。 釜石駅周辺整備事業は、着手以来12年間を経過し、これまで土地区画整理事業は全体事業費47億 400万円のうち42億6500万円を実施し、約90%の進捗、そしてまちづくり総合支援事業も全体事業費21億 600万円のうち19億7600万円を実施し、約93%の進捗となっております。また、釜石駅周辺が目指す活性化拠点、東西市街地の交流拠点の役割をより発揮させるためには、議員御指摘のとおり、市民を初め来訪者に対する情報発信が必要であると考えております。したがいまして、今後とも広報への記事の掲載、さらには市のホームページやまちづくり通信などを通じて積極的に情報発信に努めてまいりたいと考えておりますので、御了承願います。 以上をもちまして、答弁を終わらせていただきます。 ○議長(小沢和夫君) 松坂喜史君。 ◆13番(松坂喜史君) それでは、再質問を行ってまいりたいと思います。 初めに、行政改革について質問いたします。 行政改革は、口では簡単に言いますけれども、なかなか実施は難しいと私も考えております。現在行われております行政改革懇談会、行政機構整備調査委員会で審議した内容を提案するということでありますので了解はいたしますが、早く提示をして、審議をさせていただきたいと思います。 それから、答弁にもあったわけでありますが、今までのですね、平成8年から行政改革で、定員管理計画において5年間で5%、28人を削減したとあります。具体的にですね、どの課、どの係というのをどうぞこの場でお伺いをしておきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) お答え申し上げます。 平成8年度に策定いたしました行政改革大綱に基づきまして、普通会計職員で5%を削減したということで御答弁申し上げましたんですが、具体的にどの係でどの課でどのくらいというのは申し上げられませんけれども、主なこういうことによって職員を削減したということにつきまして御答弁を申し上げたいと思います。 まず、主なものといたしましては、運転手の退職不補充による職員の減、それから清掃業務の民間委託、それからOA化の導入等による職員の減が主なものでございますので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 松坂喜史君。 ◆13番(松坂喜史君) 総務部長が申し上げられないとなれば、それ以上私も聞きませんが。 それで、私はなぜ聞いたかというと、これまで努力したことはですね、私は高く評価をしたいと、このように考えます。それで、この行政改革を進めるに当たって、やはり対組合という交渉があるだろうと思います。これに対しては大変神経を使って、関係者の努力は評価いたしたいと思います。いずれ、岩手県13市ありますが、この中で類似都市といいますか、同じくらいの人口、あるいは釜石よりずっと大きいところもありますが、一つの比較対象としましてですね、市職員、一般行政職一人に対して人口の割合ですね、この辺のデータを今お持ちであれば、ひとつ御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) 平成11年の4月1日現在におけます一般行政職の職員一人当たりの人口という御質問でございますけれども、これは釜石は、約といいますか、 135人で、県内13市の中では8番目という形になっておりまして、あと宮古市につきましては 138人、それから大船渡市につきましては 171人、あと内陸の方に参りますと、仮に花巻市の場合ですと 180人という形になってございます。 ○議長(小沢和夫君) 松坂喜史君。 ◆13番(松坂喜史君) 今の数字を見てもですね、まだ減らせるという部分、削減できるということが出てまいります。 そこで、人口に対しての比較だけではできない部分もあるのも私はわかっております。それで、例えばですね、釜石の場合の業務は何が忙しいのか、あるいは花巻あたり、水沢はどういう業務が忙しいのか、それにもよると思いますが、いずれ近い将来見ても、人口のふえる要素は釜石はないと。それから、財源も厳しくなると。やっぱりこういう実態を踏まえれば、やっぱり釜石は削減の方向でやっていかなければならないと考えますが、この辺の考え方ですね、簡単で結構ですが、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) お答え申し上げます。 先ほど御答弁申し上げましたように、今後は各部、各課、それから各係の定数の再点検を行いまして、新規行政需要には職員の配置転換で対応するなど、それから民間委託の推進、そしてOA化等によりまして、さらに職員の定数の見直しを行ってまいりたいと思っておりますので、御了承願います。 ○議長(小沢和夫君) 松坂喜史君。 ◆13番(松坂喜史君) 了解しました。 それから、釜石は庁舎が分かれておりまして、非常に効率的でないと、こう言われております。それで、行革を今から進めていってもですね、やはり限界があるだろうと思います。それで、私は、市長は庁舎を4年間はどうしても建て得ない、凍結、このようなお話をしておりますが、いずれそれとはまた別に総務部長に対してですね、その行革を進めていく上でそういう壁があるわけでございますが、その辺についての考え方というか、見解をお尋ねしたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 助役。 ◎助役(赤司淳也君) お答えいたします。 新しい庁舎につきましては、長期的に見た場合には、市の業務を行っていく上においても、あるいは市民サービスを低下させないようにしていくためにも、あるいは市の持続的な発展を促していく上においても必要であろうかという認識はしておるところでございまして、しかしながら、今の予定地に市役所だけを建てればいいのかといったら、またそこにはいろいろ議論が必要かと思います。 今、私どもでは市役所の跡地について、どういった利用がなされるのがいいのかというようなことを検討中でございまして、中心市街地活性化の計画におきましてはある程度の方向性が出されております。住居機能を中心としたものでございますが、そういったものをたたき台としまして、今後まず跡地利用について足固めをした上で、庁舎の建設についても検討は進めてまいりたいということで、市役所内部ではそういった動きをしようとしているところでございます。 ○議長(小沢和夫君) 松坂喜史君。 ◆13番(松坂喜史君) 跡地利用ということであります。跡地はそれなりに検討は当然必要でありますが、まず建てる部分ですね、この財源というものがですね、以前も論議されたわけでございますが、市長の答弁ではやっぱり市長も何とか建てたいという考えだと思います。それで、PFI方式ですね、こういうものが議会でも出たわけでございますが、これもなかなかやっぱり難しい部分がありまして、検討しているとは思いますが、多分難しいと私は判断をいたします。 それで、もう一つ、これは質問ではありませんが、私は前に質問しておりますが、やはり釜石が行財政改革含めてですね、これからやっていくには、この市民病院が大変大きな課題、重荷になっていくだろうと思います。以前質問したときは、市長さんはやがて市民病院の建てかえ、あるいは県立病院と市民病院の合併と、こういったものが出てくると、こういう答弁でございました。しかし、それは10年くらい先のような話でございましたので、果たして釜石が10年後を想像しますと、相当厳しい状況になっているのではないかと。しかも、今回も市民病院に対して決算が出ておりますが、交付金を出すわけでございますが、これがだんだん累積になって大変な金額になるだろうと思います。それで、私はこの部分もですね、今まで行政改革でほとんど手をつけなかった部分で、これからやはりこの部分も庁内で検討が必要だろうと考えております。 そういった部分、助役さんも来たばっかりで、いろいろ庁舎も分かれていたり、病院の関係もあったり、大変だろうと思いますが、いずれ助役が中心になってやるようでございますので、ひとつ頑張っていただきたいと思います。 それから、最後にですね、もう一つ質問しておきます。 これは、同僚議員も、うちの会派が質問していたことでございますが、職員の意識改革、あるいは適材適所、こういった部分を考えますと、いろいろ話を聞いていると、優秀な部下を持てばですね、係長、課長は非常にやっぱり仕事がやりやすいし、進むと。例えば、どうも優秀なんだけれどもなかなか頑張ってくれない部下を持つと、大変仕事が進まない。こういった実態があるのかないのか、あればやはり早急に対策を立て、異動するなり何なりして業務の推進を図らなければならないだろうと、このように考えておりますが、この辺について、総務部長の見解をお聞きいたします。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) お答え申し上げます。 大変申し上げにくいことでございますけれども、確かによく働く部下とよく働かない部下ということになりますと、なかなか難しいんです。多分、要するに執務的なものじゃなくて、当然長期に休んでいる方とか、そういう意味合いの方もおりますので、それにつきましては各課と十分協議して今もやっているわけでございますけれども、今後もそれらの対応につきましては十分検討してやってまいりたいと思いますので、答弁にならないような形でございますけれども、御了解いただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 松坂喜史君。 ◆13番(松坂喜史君) 総務部長は人ができていて優しいから、なかなか言いづらいかとは思いますが、いずれそういう場所が、民間でもやっぱりそういうのが散見される部分がありますので、役所だって当然あるわけでございます。そういった部分がどこかにしわ寄せになっているとですね、やはり大変だろうと、このように考えております。いずれ、病気で療養している人は、それぞれ1名ずつどこかに分けるとか、いずれそういう実態を私は確認をしておりますので、いずれこういうことを、上司の対話とかいろいろあると思いますが、いずれこういった部分に早く手をつけていただきたいと思います。 それでは、次に福祉行政についてちょっと質問をいたします。 一つは、先ほど福祉事務所の環境整備なり、あるいは受付の関係とか、非常にわかりやすい答弁でございました。しかも、10月から介護保険の徴収がふえるので頑張っていきたいと、非常に明るい私も答弁を受けたような気がします。が、しかし、実態は厳しさもあるわけでございますので、特に財政当局、お金もかかりますので、そういった配慮ですね、今回だけじゃなく、福祉事務所の方からこういった部分をやはり変えたいとなれば、そういう配慮をひとつお願いしたいと思います。 それで、もう一つは、職員の意識改革というか適材適所というか、そういった部分もあるわけでございますが、やはり職員の中でこの人は福祉に向いているとかですね、やはり実際あると思うんですね、いろいろな仕事やっていてですね。やっぱりそういった部分を、本人も私はそれに向いているしやりたいとか、やっぱりそういった人選をして、難しい部分もあるかとは思いますが、やっぱりそういった人材を配置してさらに対応をよくしてはいかがかと、このように考えておりますが、部長の答弁をいただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 民生部長。 ◎民生部長(古川鶴松君) お答えします。 福祉の心は母心と申します。母心のわかる職員をまずもって配置してもらいますようお願いをして終わります。 ○議長(小沢和夫君) 松坂喜史君。 ◆13番(松坂喜史君) 部長の答弁としては、もう少しきちっとしたやっぱり答弁をいただきたいと私は思うんですけれども、部長がみずからそういった福祉事務所に行って対応するようであれば、私は今の答弁で了としますが、いずれ民間企業でいいますと、課長とかやはり係長は、部下より率先してお客さんが来れば出ていかなければ商売にならないというのが実態なわけです。役所もまさにそのとおりでありまして、住民サービスを怠ってはならないとなれば、やっぱり部長がみずから来たときに立っていけば、やはり部下はその後ろ姿を見て頑張らなきゃならないと、このように私は考えます。ひとつ部長、きちっと頑張っていただきたいと思います。 それで、もう一つ、先ほど同僚議員もお話がございました。大石地区は、岩手県交通はバス路線は廃止しないと、このように言っているようでございます。私の地域もそうであればいいんですけれども、どうも実態は厳しいと、このような状況でございます。 それで、バス会社の方へ5月から市の努力によって調査をしたわけでございますが、その調査の結果を持って交渉、お願いに行くということでありますが、実際、調査した時間帯ですね、非常に朝とか夕方の時間帯が入っていなかったんで、その部分はどのように考えているかお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 民生部長。 ◎民生部長(古川鶴松君) お答えします。 今回の5月から8月まで4カ月間、実態調査をしました。たまたまこれは、へき地患者輸送バスを使ってやった調査でございます。へき地患者輸送バスの本来の運行時間というのは、朝早くと、それから夕方なものですから、使われていない時間を利用して、そして行った関係上、どうしても10時以降という、午前中の場合はそういう格好になります。そうしますと、地域の方ではどうしてもやはり高校生とか小学生とか中学生とか、朝間といいますか、そういう通勤時間帯に使う、実際は乗る方がたくさんおるわけですけれども、そういった実態をどういうふうに把握しているのかというのは、地域に説明会に行った際も言われました。 たまたま、あそこに温泉がありまして、温泉で持っておりますマイクロバスがあるんですけれども、そのマイクロバスの方が、たまたまそういう時間帯に乗せておった人数というものを把握した資料をもらっております。ですから、今後今回の調査の結果の数字と、それからその方々からいただきました数字というものをちょこっと加工しまして、そして合わせれば、やはり実態というものがわかってくると思いますので、それを近々中に市の考え方として県交通の方の方にできれば、できればというよりもう先ほど 8.9人と申し上げました、それを含めれば10人は超えるじゃないかと思うので、そうしますと一種、二種、三種、いろいろ基準がありますけれども、当然通ってもいいような、10人となればですね、そういう数字に当たると思いますので、そういったところを会社の方には強く訴えて、小川温泉線だけでもということではございませんけれども、あそこの復活というのをとりあえず当面はお願いをしてまいりたいと思っています。 ○議長(小沢和夫君) 松坂喜史君。 ◆13番(松坂喜史君) ひとつ努力をしていただきたいと思います。 それでは、次に観光振興の関係から経済部長の方にですね、前にも同僚議員が出ておりました質問にやっぱりはまゆりの利用と、これは年々減少しているという報告もございますし、現在の船着場、非常に悪いのももちろん御存じのとおりでありますが、いずれ中心市街地の関係で答申というか、立派なものが出て、皆さん見ておりますが、あれを実現するにはまだまだ時間がかかる。これは当然、部長もおわかりのとおりだと思います。それで、とりあえず、早く今の船を生かすために、もちろんあの周辺も市営ビルの今あいているところとかですね、あるいはあの周辺の食堂もありますが、その辺を生かすために、早急に会員会館の前の付近に船をとめる努力、それは当然、先ほどの答弁でやっているようでございますが、地元からそういう声があるわけでございますので、多分問題もあるからなかなか進まないと思いますが、そういった部分をお互いにぶつける努力をやっぱり行政はやらなきゃだめですよ。やっぱり、どんどん反対者には賛成という人、ここに船着場つくりたいという人と話し合いをさせると。そして、お互いやっぱり一致点を見つけていい方向に進めると。これが、やはり行政の一つの仕事ではなかろうかと私は考えます。この辺についてですね、部長の見解をひとつお聞きしたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 経済部長、簡潔に願います。 ◎経済部長(桑畑喜一君) ただいまの議員の御提言の趣旨は十分理解できますので、我々もいろいろな規制とか課題ございますが、前向きにこの観光船の発着所の移転については取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 松坂喜史君。 ◆13番(松坂喜史君) それでは、最後に私は、あす開催される敬老会について聞いたわけでございますが、この事業に対しては私も一般質問で敬老会なるものを変えていくべきだと、このように提言をいたしました。それで、当局の理解もありまして今回から変わるわけでございます。先ほどの市長の答弁によりますと、非常に私はいい方向になるのではないかと、このように期待をいたしております。ひとつ、あす職員の皆さんには頑張っていただきまして、敬老会の皆さんから感謝されるようひとつお願いしまして、一般質問を終わります。 ○議長(小沢和夫君) 13番松坂喜史君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。                午後2時58分休憩  -------------------------------------                午後3時30分再開 ○議長(小沢和夫君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。21番斎藤正子君、登壇を願います。(拍手) 〔21番斎藤正子君登壇〕 ◆21番(斎藤正子君) 日本共産党の斎藤正子です。 今議会は3点について質問をいたしますので、当局の回答をお願いします。 初めに、介護保険制度についてお伺いいたします。 介護保険制度が導入されて、今月で5カ月になります。岩手県は、介護保険実施状況の評価等について、導入前後の在宅サービスの利用状況の推移の調査を8月に実施しました。厚生省や全国老人クラブ連合会等の調査によりますと、介護保険を導入したことにより、利用者の増加、従来からの利用者のサービス量の増加という結果が報道されております反面、利用料負担が生じたことにより、従来からの利用者の在宅サービスの利用が減少しているとの指摘が一部で強くなされており、サービス利用者の減少を危惧しております。 実際、釜石市の場合、7月の実績は、導入前の計画と比較して、訪問入浴サービスの 2.5倍は断トツとして、通所デイサービス90%はともかく、訪問介護、ホームヘルパーの24.3%、短期入所、ショートステイ36.4%となっており、在宅サービス全体では計画の5割程度の利用率となっております。釜石圏域全体では、5月は4月より減少し、県全体の特養ホームの短期入所の利用状況は、3月と5月の実績を比較して、5月は利用人数は2割程度の減少ですが、利用日数では6割も減少しており、一人当たりの利用日数の減少が顕著であることが伺われます。利用状況が低調な理由はさまざまあると思いますが、利用料負担がサービス利用減少の大きな原因ではないかとも考えられます。 さらに、これから先の高齢者の医療負担の増加が追い打ちをかけようとしております。政府は、今月下旬からの臨時国会で、70歳以上の高齢者の医療費1割負担を来年1月から実施する法案を提出することを決定いたしております。これでは、10月からの保険料徴収とあわせて、サービス利用を希望しても、将来の暮らしを考えますと利用できない、利用しない、利用をためらう高齢者がますますふえるのではないかと懸念されるのであります。 質問の第1点は、10月から65歳以上の高齢者の保険料徴収が行われますが、市の保険料徴収準備状況について、サービス利用上懸念される問題点についてもお伺いいたします。 二つ目の問題は、県は市町村からの要望をまとめて、厚生省に早急に改善を申し入れました。次の2点について、市の現状をお伺いいたします。 第1点は、痴呆、障害等を持つ方の介護度決定に当たっては、家族からの実態調査も正確に反映するよう要望が出ております。そのため、一次判定のソフトの見直しが求められております。 二つ目は、特養ホーム入所待ち待機者の状況ですが、その人数と今後の基盤整備への対応についてお伺いいたします。 3番目は、利用料を引き下げた市町村では、サービスを受ける日数、時間がふえていると報じられております。今議会の補正予算に低所得者の減免が組み込まれておりますが、所得の低い人については、例えばホームヘルプサービスと同じようにすべて10%から3%に引き下げるなど、生活実態に見合った利用料、保険料の減免・軽減措置の再検討を要請するものです。見解をお伺いいたします。 二つ目は、都市計画税廃止とまちづくり事業についてお伺いいたします。 平成13年度廃止を予定しております都市計画税は、自治体の公共施設としての公園、下水道等の都市整備、生活関連事業促進のために目的税として固定資産税、土地、家屋に加算される形で、税率 0.2%で課税されてきたものであります。現在、当市の都市計画地域は約30地域にまたがり、納税義務者9243人と納税者の全体に占める割合は56.8%となっております。平成12年度都市計画税当初調定額は、約2億3300万円が計上されているところであります。 問題なのは、代替財源として一般税に上乗せされるのではないかということであります。当局は、固定資産税に都市計画税分を上乗せすることを検討しているようでありますが、固定資産税の増額は、地代、家賃の値上げ、国民健康保険税の増額等、市民生活全体に影響を与えることになります。それでなくても、市民の間では現在の固定資産税は高過ぎるという不満があります。当然のことで、1990年以降、自民党政府は、土地の評価額を一元化するとして、土地にかかわる固定資産税の評価額を取引価格に段階的に引き上げる方針をとりました。そのために、バブルがはじけ、長期不況で地価が下がっているのに、固定資産税は高い水準のままであります。質問の第1点は、都市計画税の廃止について、理由をお伺いいたします。 二つは、現在まちづくり事業として、鈴子町、あるいは鵜住居町等の整備事業が行われております。今後の都市計画整備事業の展開をお伺いいたします。 第三の質問は、都市計画税廃止後の事業費捻出を固定資産税増税に求めようとしておりますが、日本共産党は、都市計画税廃止後の事業費捻出を一般税に求めるのではなく、一般会計で事業展開を図るべきであると考えております。見解をお伺いいたします。 第三の質問は、広域行政についてであります。 釜石市は、大槌町と行政組合を設置しており、消防、し尿処理、特養ホームの3事業を共同処理いたしております。住民生活に直結した事業が大半を占めており、市町村は財政負担も行っております。行政組合の役割は、今後ますます重要性を増すものと思われます。 気になることは、住民生活にかかわりの深い組合事業について、住民の声が直接届きにくいという市民の声があることです。それは、行政機関と組合議会の組織の実態や、管理者と組合議会議員の選出内容など、わかりにくいという側面があるからです。市民の視点で考えるとき、第一に情報不足が指摘されるところでありますが、住民に責任を持つ行政組合として、情報の公開、提供の強化などが切実に求められております。同じように、市議会全議員への資料提供も当然すべきであります。見解をお伺いいたします。 最後に、し尿処理場問題についてお伺いいたします。 懸案の新し尿処理場建設計画につきましては、両石町鳥谷坂地区が候補地に浮上して以来、既に1年数カ月が経過しております。当局は、ことし3月議会で、候補地周辺の環境アセスメント調査を今後3カ年事業として予算計上をし、最近では日本技術開発に業務委託をするなど、着々と調査を進行させております。 反対運動を進める地元漁民の意思はかたく、さきの現地説明会、陳情、要望、そして意見等では一貫して住民生活を守り、漁民への影響を心配し、三陸沿岸漁業を守り、発展させる決意がうかがわれ、白紙撤回の姿勢を崩してはおりません。当然のことであります。 現在の当局の態度は、住民、漁民の声にかたくなに背を向け、見切り発車を強行しようとしているもので、容認できません。9月9日付日報夕刊に、当局の姿勢に大きな疑問を呈し、見直しを求める記事が掲載されました。当局は、地元から提出される意見書に真摯に対応するとともに、両石町鳥谷坂地区のし尿処理場建設計画は白紙に戻すべきと考えますが、見解をお伺いいたします。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(小沢和夫君) 市長。 〔市長小野信一君登壇〕 ◎市長(小野信一君) 広域行政についての御質問でございますが、釜石大槌地区行政事務組合を構成している市の立場からお答えをさせていただきたいと思います。 まず、釜石大槌地区行政事務組合の運営や内容等、市民に対する情報提供や公開の必要性についてのお尋ねにお答えをいたします。 現在、釜石大槌地区行政事務組合におきましては、住民生活に直結したし尿処理を初め、平成10年4月からは消防業務及び特別養護老人ホームの運営を加えた三つの業務について共同処理を行っていることは御承知のとおりです。また、これと別に、介護認定審査につきましても共同してその事務を処理しておりますし、廃棄物対策、ごみ処理など、広域的な取り組みも進められているところでございます。 住民の日常生活や経済活動がますます広域化する一方で、一層進展する高齢化、多様化、高度化する住民ニーズに対応して、これまでそれぞれの市町村が行ってきた住民に身近な行政サービスを限られた財源を有効に活用し、行政の効率化とサービスの向上を図るためには、施設の共同設置、利用など、近隣市町村がお互いに連携し、協力し、共通の課題を解決していく広域的な取り組みがますます重要となってきております。また、ことし4月からいわゆる地方分権一括法が施行され、市町村と国や県の関係が対等な関係へと変化するとともに、行政情報の公開、行政への住民参加など、住民と行政の関係もより対等で協力し合うものへと変わり、これからは行政と住民が、ともに地域の発展を考えていくことが求められております。 こうした流れを踏まえ、行政側が積極的に情報提供するとともに、広く住民の声に耳を傾ける広報広聴、住民の求める情報を提供する情報公開、これらとあわせて行政運営における公正の確保と透明性の向上を図るための行政手続制度の整備が相まって、住民との信頼関係が醸成し、住民理解と協力が得られるものと思います。 釜石大槌地区行政事務組合では、現在のところ組合独自の広報広聴制度、情報公開や行政手続等の制度が整備されてはおりませんが、考え方といたしましては市の例による取り扱い、準用する形で対応しているところであります。しかし、市として、行政事務組合制度そのものの周知、共同処理している業務内容、個別の課題や計画、取り組んでいる事業等についてのPRや情報提供が必ずしも十分ではないと感じております。行政事務組合における情報公開制度等につきまして、直接には組合側で検討、議論され、決められるべき事柄ではありますが、基本的な考え方、制度の必要性等については市と違いはないと存じます。 今後、市といたしましても大槌町の制度との調整を図りながら組合と連携し、県内の行政事務組合の動向等も考慮の上、積極的な情報提供や公開に努めてまいりたいと考えます。 以上をもちまして、私からの答弁は終わりますが、引き続き関係部長が答弁をいたします。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 〔総務企画部長小山士君登壇〕 ◎総務企画部長(小山士君) 私からは、都市計画税の御質問にお答えいたします。 都市計画税は、都市計画法に基づいて行う都市計画事業及び区画整理法に基づいて行う土地区画整理事業を実施するために必要な費用に充てるため、市町村が課する目的税として地方税法に規定されているものであります。しかし、納税者から、都市計画事業が導入されていない、土地区画整理事業が導入されていない、土地区画整理事業が完了しているなどの理由から、課税に対する不満がありました。そこで、庁内関係課で協議を進め、最終的に平成12年3月議会において御答弁申し上げましたとおり、平成13年度から都市計画税を廃止する方向で現在作業中であり、条例の改正時期につきましては12月議会に提案できるよう準備中であります。 しかし、今後とも都市計画整理事業に要する予算は増加が見込まれることから、広く薄く負担を願うことで、県内他都市の状況を考慮しながら、平成15年度の固定資産税の評価がえにあわせて税率の改定も提案する予定でありますので、御了承願います。 なお、都市計画事業費の捻出につきましては、今後とも国、地方を通じ厳しい行財政環境が続くものと予想されますことから、歳入につきましては自主財源の確保を図るとともに、国・県の補助制度を有効に活用し、交付税措置のある有利な起債を導入するなど、財源の確保に努めてまいりたいと存じます。 また、歳出につきましては徹底した見直しを行い、施策の重点化、効率化の推進を図り、創意工夫により財源の効率的な活用に努めてまいりたいと存じますので、御理解願います。 ○議長(小沢和夫君) 民生部長。 〔民生部長古川鶴松君登壇〕 ◎民生部長(古川鶴松君) 私からは、介護保険制度及びし尿処理場についての御質問にお答えを申し上げます。 まず、介護保険の利用状況についてでございますけれども、御指摘のとおり、訪問介護及び短期入所サービスの利用が低調となっております。原因といたしましては、訪問介護サービスの場合、介護保険制度が目指しております在宅のまま施設並みのサービスの提供が受けられますという趣旨の徹底が不足しております。また、市民感情として、まだ他人を家の中に入れたくない、絶対他人の世話にはなりたくないという考えによるものと推察をしております。一方、短期入所サービスにつきましては、介護保険制度では6カ月単位にそれぞれの介護度に応じて利用できる日数が限られたため、万一のために残しておきたいという思惑があると思います。それから、制度の利用が複雑であることなどが原因として挙げられております。 この二つのサービスにつきましては全国的にも同様の傾向にあり、当市に限った問題ではございません。これらのサービスの利用を進めるため、訪問介護につきましては介護認定を受けたもののサービスを全く利用していない方や、訪問介護サービスを受けていない方を対象に、訪問介護無料体験利用サービスを行うこととしております。また、短期入所につきましては、国が平成14年1月から実施する予定の短期入所利用枠の拡大分、例えば要介護5の場合ですと、現在1カ月14日で打ち切られますけれども、新しい制度ではさらに16日間延長ができるようになります。この制度によりまして、要介護度に応じて2日から16日まで延長できる分につきましては、制度が施行されるまでの間、延長に係る経費の半額を市が負担することによりまして、万一のために利用を控えている方々が安心をして利用できるようにしようとするものでございます。これらに係る経費につきましては、今次補正予算に計上いたしております。よろしく御審議を願いたいと思います。 次に、介護保険料徴収準備状況についてでありますが、特別徴収、いわゆる年金からの天引きに係る分につきましては、本年10月に支給される年金から天引きするためのデータを作成済みでありまして、このデータによりまして、9月15日、明日でございますけれども、間もなく特別徴収対象者に天引きされます現金額の周知を行う予定となっております。一方、年金の支給を受けていない方や、年金額が1カ月当たり1万5000円未満の方につきましては普通徴収によって納めていただくことになりますけれども、これらの方々についても間もなく本年11月から納めていただきます金額をお知らせをすることとしております。 なお、普通徴収者の場合、未納等の懸念がされますけれども、制度の内容の周知を図りながら、納入への理解を深めてまいりたいと考えております。 次に、介護認定の問題につきましては、御指摘のとおり、痴呆の方の認定が低く出ますことから、厚生省では8月にシステムの評価見直しの検討会を発足させております。釜石大槌地区介護認定審査会におきましては、痴呆の状態について、調査委員の特記事項や医師の意見書等により判断をしております。これに見合う判定を行っておりますので、現在のところ苦情等の問題は出てはおりません。 次に、特養ホームへの入所待ちの方につきましては、現在12名おります。制度が始まる以前には50人以上おりましたから、大幅に減っております。理由としましては、大槌町に老人保健施設ができたことなどが考えられております。 介護保険制度は、前段申し上げましたとおり、在宅でも施設と同様の介護サービスが受けられることを目指しておりますけれども、それでも家事ができないなど、在宅でのサービスの提供に限界がある方には施設の利用を勧めなければなりません。釜石地区での施設の数及び入所定員は、おおむね満足できる状況とはなっておりますけれども、高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画では、特別養護老人ホーム1カ所を改築し、これまでの定員50人から80人程度に、短期入所についても4人から20人程度にそれぞれベッド数をふやすこととしております。 次に、保険料の徴収に当たりましては、介護保険制度では住民税の課税状況によって保険料を5段階区分に設定しておりますし、介護サービスの利用料につきましても高額介護サービス費として、住民税の課税状況に応じて一定額以上利用した方については利用料を還付をしております。また、本年4月以降、新たに訪問介護サービスを利用している方で、いわゆる低所得者の方へは、ことしの本年4月にさかのぼって利用料の負担割合を3%に、また本年10月からは訪問入浴を利用する低所得者の方へは10月の利用分から利用料の負担割合を3%にするため、これも今次補正予算におきまして予算を計上しておるところでございます。このほか、この介護保険制度が市民の間に深く浸透しますよう、福祉便利帳の作成、介護相談員制度の創設、介護保険ミュージカルの上演など、これらの予算も計上しておりますので、よろしく御審議を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、し尿処理場についての御質問でありますが、この件につきましては釜石大槌地区行政事務組合を構成しております市の立場からお答えをさせていただきたいと存じます。 新し尿処理場の建設につきましては、釜石市及び大槌町の検討を加え、収集運搬の効率性、搬入路の利便性、周辺環境への影響等から総合的に判断をし、釜石大槌地区行政事務組合議会を経て、両石町鳥谷坂地区を選定いたしました。また、その後に実施をしました水源調査結果を踏まえて再度組合議会に報告するとともに、鳥谷坂地区を建設候補地として特定し、事業を推進していくことといたしております。 また、これにあわせまして、両石町内会、水海部落会への説明会を初め建設反対同盟会への説明、管理者出席によります懇談会を行い、選定理由やし尿処理施設の必要性、し尿処理施設の概要、放流水質など、環境対策についても説明を行い、住民の皆様の理解を得るための努力をしてきたところでございます。さらには、反対期成同盟会並びに漁業協同組合から建設反対の陳情を受ける中で、ぜひ先進地視察に参加していただくよう協力を求めてまいりました結果、気仙地区、宮古地区の生活環境の取り組み状況や、高度な機能を備えたし尿処理施設の施設研修を行ってまいったところでございます。しかし、当該地域住民からは、処理施設のイメージや風評被害等が懸念されるということで、理解を得るまでには至っておりません。 これまでの事業の経過を申し上げますと、昨年度は両市町の生活排水処理施設から発生する汚泥やし尿の処理に関する基本方針を定めるための生活排水処理基本計画を策定をしました。あわせまして、新し尿処理施設としての施設整備の実施方針を明らかにする新し尿処理施設基本計画を策定したところでございます。今年度の事業としては、環境影響評価を行うため、現在専門業者に委託をしております。この内容といたしましては、関係する周辺の大気、水質、土壌、悪臭、交通量、動植物調査など、広範囲にわたる環境の現況について調査を行うこととなっております。また、計画処理施設の建設、稼働による周辺環境への及ぼす影響を適切に予測、評価をするため、環境に影響を及ぼすおそれのある環境影響要因と環境要素について設定を行うこととなっております。このことは、過日の行政事務組合議員全員協議会においても詳細に御説明を申し上げているところでございます。 今後は、これらの調査結果を踏まえ、住民の皆様が危惧しておりますことや不安に思っていることに対して誠心誠意対応し、より一層住民の理解が得られるため努力をしてまいりたいと思います。御理解を賜りたいと存じます。 以上をもちまして、答弁を終わります。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) 関連質問は、都市計画税廃止から行いたいと思います。 確認しますけれども、都市計画税廃止は平成13年から、そしていわゆる新たな財源は平成15年の固定資産税の評価がえの時期に合わせて固定資産税に上乗せする、そういうふうな答弁でありました。 一つは、答弁をお願いしたいのは、いわゆる税率の見直しでありますけれど、この問題について試算されているようでしたらお答えをいただきたい、このように考えております。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) お答え申し上げます。 釜石市の固定資産税の税率は、現在 1.4%でございます。ちなみに、県内の13市でございますけれども、 1.4が5市、それから1.45が1市、それから 1.5が7市となっております。それで、仮に 0.1%増加しますと、約1億6700万くらいが増額になります。 以上でございます。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) それでは、これが具体的ないわゆる税見直しの上積み税率になるんでしょうか。それとも、いわゆる試算の範囲がですね、もっとあるというふうに考えておられるでしょうか。その点をお聞きします。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) ただいま申し上げましたのは、今現在 1.4%でございますので、仮に 0.1を上げますと固定資産税率が 1.5になるということで、これは15年度の固定資産税の評価がえのときに見直したいということでございますので、これも12月議会に合わせて検討したいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) そうすると、今の部長の答弁では、一応今の 100分の 1.4に都市計画税を廃止した 0.1%を加算するということで計算されるわけですね。 ○議長(小沢和夫君) 税務課長。 ◎税務課長(川畑誠一郎君) お答えをいたします。 固定資産税 0.1%の引き上げと、大体3段階ぐらいなお話申し上げたいと思うんですが、仮に0.1 %引き上げした場合は1億6748万3000円、一人当たりでは1万 300円になります。それから、0.15%引き上げした場合ですが、2億5122万5000円、一人当たりでは大体1万5400円。それから、2%を引き上げした場合ですが、この場合は3億3496万7000円、一人当たりでは大体2万 600円でございます。ただ、一人当たりにつきましては保有資産によって格差がございますので、これはあくまでも平均でございます。 それから、ついででございますので、12年度廃止される都市計画税でございますが、この2億3324万1000円、これと比較いたしますと、 0.1%引き上げした場合ですが、6575万8000円が減収となります。それから、0.15%の場合は1798万4000円の増収、それから 0.2%の場合は1億 172万6000円と、こういう形になります。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) そうすると、繰り返しますが、今の課長の答弁にもありましたように、いずれ都市計画税が廃止されて、三つの段階で試算がされている。その中で、先ほど部長が言いましたように、 0.1%を加算して12月議会で条例改正をしていきたいという、そういうふうな中身に受け取られますが、それでよろしいでしょうか。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) お答えします。 ただいま申し上げましたのは、仮に 0.1%上げますとそういう形になるということで、まだ正式に決まっているものではございませんので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) それでは、平成15年からということになりますと、平成13年、14年の2年間はですね、何にこの事業の財源を求めていくのかということは、先ほど自主財源とか、あるいは税収を…税収を…国の交付税とか税収を深める、強めるという、そういうお話がありましたが、考えてみても、今まで2億4000万ぐらいの都市計画税があったと思いますが、それがこの2年間で自主財源の見通し、あるいは交付税がそれに相当するぐらいふえるっていうんですか、ふえるというふうに考えていいんでしょうか。いわゆる新たなですね、自主財源が釜石の場合見込めるのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) お答えします。 先ほども答弁で申し上げましたんですが、歳入につきましては自主財源の確保を図ると。歳出につきましては事務事業等の見直しを図って、それらの見直しを図った財源を活用していくと。そういうことで、13年度、14年度はそういうような形で進めてまいりたいということで、15年度につきましては、なお先ほど申し上げましたように税率の改正もあわせて行っていきたいということでございますので、この13年度、14年度で新たな財源がそのくらい本当に入るのかということでございますが、自主財源の徹底した確保を図ってまいりたいということでありますので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) 13年度と14年度は、今、部長が答弁したような形で頑張ってみるという当局の答弁でありますが、私はそうであれば、限界はあるとしても、やはり15年以降もですね、そういう当局の努力というのはなされてしかるべきではないかというふうに考えるわけなんです。13年、14年はそういうふうな形でいきますけれども、15年からは 0.1%いわゆる上乗せしますよというんじゃなくて、やはり13年、14年と同様に当局の努力というのが考えられないのかどうかですね、この点をお伺いしたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(小山士君) お答え申し上げます。 当局の努力といいますか、さっきから何回も答弁申し上げておりますとおり、歳入については自主財源の確保、それから歳出については徹底した見直しを行っての財源の確保ということで、精いっぱい努力してまいりますということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。
    ◆21番(斎藤正子君) いずれ、先ほど登壇で質問した中に、今の釜石の状況とか、あるいは一般市民の固定資産税が高いという発言がですね、非常にこれは多いわけなんです。そういう意味で私は発言させていただくのは、当局はこの2年間、いわゆる頑張ってみるということが、15年には当然やっぱり考えられる内容ではないかというふうに考えるわけなんです。2年間は頑張るけれども、あとは 0.1%の上積みというのであれば、やっぱりこれはちょっと市民からもですね、納得されない中身ではないかというふうに思います。 時間がありませんので、このくらいの質問にいたしますが、いずれ固定資産税というのは、先ほども言いましたように生活全体にかかわる内容であるだけに、非常に慎重に考えていただきたいという、そういう中身です。 二つ目は、広域行政についてであります。 先ほど市長の答弁に本当に前向きでお答えいただきまして、感謝しております。 実は、会派を組まなくて今一人なんですが、行政組合にもいわゆる出席できないということが初めてありまして、やっぱり行政組合の重要なあり方が、非常に今後も地方分権の導入とともにやはり重要になってくるのではないかという観点で、この一般質問で取り上げさせていただきました。 先ほど話しましたように、やっぱり市民の間で広域行政が、あるいは行政事務組合の活動のあり方が見えないという、そういう声が出されております。私も、やっぱり実際その行政事務組合に参画しないでこの期間おりますけれども、やっぱりそういう市民と同じような考えを持ってきたわけなんです。そういう点で、やはり今後の重要性を考えると、先ほどの市長が言いましたように、やっぱり新たな展望を情報公開、その他をですね、市民にも知らせていくということが大事ではないかというふうに思います。 それで、実は町村議会の議長会が編集した議員必携という、こういう小さいような薄い資料があるわけなんです。この資料の中に、実は二つの問題が提起されておりますので、ちょっと読んでみますけれども、できたら市長の感想をですね、述べていただきたいというふうに思います。 一つは、事務組合のあり方なんですけれども、こういうふうに書かれているんです。事務組合方式による広域行政処理は、議会にとっては議会省略型行政と言うべきもので、議会の直接の批判と監視から逃れる問題点を持つ方式であるというふうに行政組合をひとつ評価している…話しているんですね。それから、もう一つ、町村議会の機能を高めるための方策というのがやっぱりこの中に入っているんですけれども、議会は執行機関に対し、その予算、決算、その他の資料や報告を求め、行政組合の事務事業の執行を把握する、そういう必要性を強調しているという、この二つの問題がこれにあるんです、町村議会のですね。 そういう点で、私はやっぱり今後も、言いましたように、大事な中身を含んでいるだけにですね、大もとではやっぱり市民に対する公開がこれからますます必要になるんじゃないかというふうに思いますので、市長の感想ありましたらお願いしたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 市長。 ◎市長(小野信一君) 議員必携ですか、実に素直に大胆に書いておるものだなという感じを持ちました。実際、議会省略型のいろいろな仕事をスムーズに進めるためには、そういう方策もあり得るのだろうと思います。しかし、物事には表と裏がある、長所と短所がありますように、一部行政組合の議会の皆さんは、そうならないようにこれを監視することもまた大きな任務の一つになるだろうと私は思います。 100%すべて正しく物事が行われるような法律がないだけに、その欠点を補うのはやはり我々であり、議員の皆様であるだろうと思います。行政公開につきましては、私自身、最大限の努力を払ってまいるつもりです。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) ありがとうございました。 それでは、広域行政の中のし尿処理場の問題についてお伺いしたいと思います。 きょうで一般質問3日終わることになりますが、し尿処理場の問題が毎日のようにいずれ出されている中身で、それぞれの同僚議員がそれぞれの立場で発言し、当局から答弁をいただいております。 私は、率直に言いまして、実は今度の議会に当たりまして、管理者の小野市長と、それから副管理者の山崎大槌町長のこの発言、あるいは新聞に報じられるその内容の一つ一つを見まして、非常にやっぱり格差というんですか、それぞれの考え方、あるいは事業の進め方にですね、大きなやっぱり問題点が出ているんじゃないか。それが、今度の議会で明らかになっているんじゃないかというふうに思うわけなんです。どういうことかといいますと、例えば管理者の市長の候補地をめぐりましての答弁ですけれども、同僚議員の質問に対して、建設用地決定は検討する余地が今後あるんだという、こういう中身ですね。それから、山崎町長は、候補地についても地域の同意がなければ白紙撤回もあり得るという、こういう非常にはっきりしたですね、内容をそれぞれ答弁しておりますし、新聞の中でもそれがコメントされているわけなんです。 私は、これを見て、既にこの9月議会前にそれぞれのやっぱり機会があって、市長、それから大槌町長の候補地にかかわる一定のやっぱり意志統一がですね、なされた上でのこの9月議会に臨んだのではないかというふうに思うわけなんです。そういう点で、お二人のいわゆる発言が、どうも私には考えて、ちょっと問題ではなくて、やっぱりそれぞれの立場というのはあると思いますけれども、相反する内容になっているという点で、ひとつ御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 市長。 ◎市長(小野信一君) 私自身は、行政組合議会で発言した以上の踏み込んだ答弁は、市議会といえども、大槌町議会といえどもやってはならないことだと思います。 ただ、私自身が考えさせられたのは、私自身がこの前も答弁しましたけれども、検討委員会が釜石と大槌でつくられました。そこで17カ所の候補地が決定されました。それが、行政組合議会に提出になりました。その中で三つに絞られました。三つが一つに絞られて、それを行政組合が満場一致で決定をいたしました。それに対する以後の仕事を進めるために、市議会と町議会が予算を決定いたしました。こういう議会の承認を積み重ねてきた中で、私はその積み上げが疑問であるからもう一度白紙に戻しなさいというような発言が果たしてできるものだろうかと。非常に私自身、そこに大きな悩みのあったことは事実であります。 しかし、すべてスタートからこれを調べていかなければならないということになりますと、大防波堤も学校の統合も駅前の再開発も、すべてそういう手順を踏まなければならなくなる。行政の継続性というものは全くそこにはないのではないか。そうすると、議会で決定したならば、やはり次の人は、それをよほど大きな事態の変化がない限り続けていくことが行政の継続性ではないんだろうかと、こう考えました。その中で、私自身は、市役所の建設については、これは行政の継続性を私自身の考え方のために市民に訴えて、一度断ち切らなきゃならない。そこで、選挙の公約として、市民の審判を仰いだということでございます。 したがって、私自身は、この行政の継続性を断ち切るためには、そういう市民に対する公約、あるいは批判を仰ぐという一つの契機を経なければならないものだろう、こう考えておるところでございます。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) 今度の問題は、先ほど登壇で発言しましたけれども、候補地だというより調査の段階で、1年数カ月前にですね、この問題は浮上して取り上げられて、そして現在に至っておりますが、その間、一貫してやはり地元の住民の方々の反対は、非常に強いものがあるわけなんです。再三、今度の議会でも市長は同僚議員にも答えておりますが、今お話しになりましたように、例えば今までの候補地の経過を精査して結論を出す。いろいろとこうお話しはされておりますが、私はやっぱり住民がどう考えるのかということがまず先にあった場合、それを市長が継続事業だということで進めようとしているそのことに対してですね、これやっぱり問題が残るんではないかというふうに考えるものなんです。こういう点での質問に対して、答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) 市長。 ◎市長(小野信一君) 両石の町民の皆さんが反対しておることは、私自身は承知しております。同時に、斎藤正子議員が振興計画、開発計画に反対をいたしました。この振興計画は、市民から選ばれた50人の人たちがつくった計画であります。当局が原案を示した案ではございません。にもかかわらず、これは斎藤議員は反対をいたしました。両石町民が反対しているから反対しなければならないというのと私は全く論理的に合わないのではないか、こういう感じを持っておるところでございます。 したがって、私自身、行政組合議会の--以上に踏み込んだ発言がここではしかねますけれども、少なくてもいろいろな質問を受ける過程の中で、十分私自身、事務局の皆さんから聞いたり、調べたりしていかなければならないことだけは私自身の水面下の行政の中でしっかりとしていきたいと、こう思っておるところです。 ◎市長(小野信一君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) 全国的ないわゆる開発に対する現地の方々の思いとか、あるいは考えというのは科学的ではないとしても、やはり両石の方々の今度の白紙撤回を迫っている背景には、やっぱり漁民として全うしていきたいという、そういう切なる願いがあると思います。そういう点で、野田市長からの継続だということで来ておりますけれども、やはり現地のいわゆる養殖魚民の方々の真意がですね、私は市長とこれからやろうとしている中での格差が非常にやっぱり大きいというふうに常日ごろ考えております。そういう点からすれば、やはり大槌町長の現地の方々の同意がなければ白紙撤回もあり得るんだという、こういう観点は、やっぱり今の時期には私は大事な中身でないかというふうに思うわけなんです。 そういう点で、県とか、あるいは国にも働きかけるという、そういう現地の方々の強い意思がですね、今後もやはりあることは当然だと思いますけれども、私はそういう点での大槌の町長のいわゆるそのコメントが、これは新聞にしか見られないんですけれども、そういう報じられているそのコメントをですね、これやっぱり住民の人たちには勇気をつける、そういう中身でないかというふうに考えるものです。 それでは、最後で時間がありませんが、介護保険について、二つお願いしたいと思います。 一つは、実は介護保険が導入されて5カ月になりますが、釜石の特別養護老人ホームの入所待機者が12人というふうに先ほど答弁されております。 それで、実はきょうの日報にも出ておりましたけれども、やはり短期入所用のベッドをですね、いわゆる特別養護老人ホームに転換しているっていう、しかもそれを県の介護保険協議会が承認しているという、そういう記事が出ておりますが、12人の待機者がいるという釜石市においてもそういう手だてがとれないものかどうか、民生部長にお伺いいたします。 ○議長(小沢和夫君) 福祉事務所主幹。 ◎福祉事務所主幹(佐々木諭君) お答えいたします。 短期入所の件なんですけれども、確かにベッド数は不足していまして、ある事業者から4床の転換が言われました。だけれどもですね、1カ所特養の移転の問題等がありまして、もし仮に転換を認めた場合、短期入所の枠が釜石からなくなってしまうということですので、その辺はこれから慎重に検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(小沢和夫君) 斎藤正子君。 ◆21番(斎藤正子君) それでは、二つ目の問題ですけれども、保険料と利用料についてであります。 きょうのこれも日報に出ておりますけれど、朝刊に出ておりますけれども、山田とか岩泉がですね、老齢福祉年金受給者から申請があった場合に全額免除という、そういう記事が出ております。登壇して質問いたしましたが、やはり利用料、保険料を軽減したことによって利用者のふえるという、そういう報告もされております。 先ほどの答弁の中で、今回の補正予算の中に実はそれぞれの施策が入っているわけですが、どのようにやっぱり今後の介護保険サービスのですね、に期待するということで、福祉事務所の見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(小沢和夫君) あと1分ですからね。 福祉事務所主幹。 ◎福祉事務所主幹(佐々木諭君) 保険料の金額の免除につきましてはですね、岩泉とか、そういったところではやるということですが、厚生省の方ではかなり不快感を示しております。制度の根幹にかかわる問題ということですね。これは動向待ちということになります。 ○議長(小沢和夫君) 21番斎藤正子君の一般質問を終わります。  ------------------------------------- ○議長(小沢和夫君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。                午後4時30分散会                         釜石市議会議長 小沢和夫                         釜石市議会議員 秋元厚子                         釜石市議会議員 佐藤一夫...